2026.08.05

ドイツ/グライフスヴァルト大学留学で学んだ行動力ードイツの田舎町で運動会をつくるー

学部の授業以外にも活躍の場を求めて積極的に取り組む学生を紹介する本企画。
今回は、ドイツのグライフスヴァルト大学に交換留学中の、国際関係学部3年次 三次 優心さんに話を聞きました。

1.なぜ留学先にグライフスヴァルト大学を選びましたか?

大きく分けて理由は3つあります!1つ目は、第3言語に挑戦できるという点です。将来グローバルに日本の価値を届ける仕事がしたいという夢を実現するにあたって、ツールとして英語以外の言語を使えることがプラスになると考えたため、ドイツに行くことに決めました!2つ目は、日本人が少ない町だからです。幼、小、中、高、大とサッカー一筋で生きてきた私にとって、集団で生きることは当然のことでした。もちろんそのおかげで得られたたくさんのものもあります(みんな大好き)。ですが、「サッカー部の優心」ではなく、「1人の日本人」として世界に出て行って何ができるのか、自分の可能性を追い求めたかったため、あえて日本人の少ない環境に身を置くことに決めました!3つ目は、田舎の町だからです!広島県の田舎で生まれ、関西の友達からどこやねんといわれる環境で育った私にとって、人が少ない、落ち着いた環境は、ビルがならぶ大都会よりも魅力的でした。また、自分の中で漠然と考えていた大学生のうちにイベントを0から始めてみたいという目標を叶えるにあたって、大都市に行くよりも田舎町に行ったほうが地域や大学を巻き込みやすいと考えたためこの大学に決めました。少し変わった動機かもしれませんが、一度考えたら止まれない性格の私にとって、グライフスヴァルト大学が最も魅力的だったため、この大学、町を選びました。

留学生イベントでシューティングゲーム!
ガーデニングパーティー!

2.留学期間のスケジュールを教えてください

2026年3月3日 ベルリン到着
3月20日 オリエンテーション
3月21日 ドイツ語集中講座
4月12日 夏セメスター開始
7月21日~8月3日 テスト期間
8月3日~ 夏休み
10キロの市民マラソン42分で完走!!

3.留学先で履修した授業科目や授業の様子を教えてください

4つの授業を履修しましたが、特に力を入れたのはEnglish for Busines Purposes, Presentation and Conference Skillsの2つです。まず、English for Busines purposesのクラスは、はじめはほとんど理解できませんでした。しかし、そこで私を救ってくれたのが、「わからないことはわかるまで聞く」というドイツ人学生たちの姿勢です。多少授業を止めてしまっても、納得できるまで聞き続ける姿勢に衝撃を受けました。授業に参加する全員が常に向上心をもって、高いモチベーションで授業に臨むのは当然ですが、小学生の時みたいに、自分が発言したい!アイデアを言わせてほしい!と全員が積極的に手を挙げるような環境でした。そんな環境の中、常に高いレベルを求めてくれる先生や、わからないことを恥ずかしいと思わない姿勢を持つことができるようになったおかげで、学期終わりには一番おしゃべりな学生になりました!この、Bussiness Englishとはかけ離れた緊張感があったのがPresentation and Conference skillsのクラスです。もれなく全員が英語を喋れるドイツ人大学生の中でも、特にネイティブに近いレベルの英語力を習得したい生徒たちが集まったクラスでした。内容としては、フォーマルなカンファレンスにおける振る舞いや、そこでプレゼンテーションを行う際のプロフェッショナルなスキル習得を目指すものでした。特に心に残っているのは「You are the presentation(あなたがプレゼンテーションだよ)」という先生の言葉です。これを学期を通して常に言われ続けました。どれだけ見栄えの良いスライドを作っても、オーディエンスが注目するのはプレゼンターであること、彼らはあなたの話を聞きに来ているのだから、「key takeaway」として必ずあなたがそこに立った意味を彼らに持ち帰らせなさいと教わりました。その他にも、スモールトークや質疑応答、ビジュアルの注意点など、フォーマルなビジネスカンファレンスでのスキルをたくさん学びました。ここでは到底語り切れないほど充実した授業でした。いざ振り返ると素晴らしい授業だったと思いますが、毎週火曜日の16時15分、この時間が来るたびに緊張と戦っていました。わからない単語が毎週山のように出てきて、ついていくのに必死でしたが、最終的に将来最もためになるスキルを習得できたと思います!今では人前でプレゼンをすることが一番楽しく、自分の話を聞いてほしい、このプレゼンから一つでも多く学んでほしい、スライドではなく自分をもっとみてほしいというような思いを持ってプレゼンができるようになりました!これらのクラスに加え、他のクラスにもドイツ人の学部生だけでなく、ウクライナ人、アルメニア人、韓国人などがいて非常に国際的な環境でした。常に日本ではどうなの?あなたの国とドイツの違いは?という質問が飛んでくるので、日本についての理解を再度深めることができたのもよかったと思います!

全員必死で頑張ったビジネスイングリッシュのクラス写真
自身が作成したファイナルプレゼンテーションのポスター
実際に掲載されたstudent conferenceのポスター
6人の教授+クラスメイトにファイナルプレゼンをしました!!

4.留学してから始めたこと(チャレンジしていること)はありますか?

グライフスヴァルト大学に来た理由の3つ目にも書いたように、0からイベントプロジェクトを立ち上げ、開催に向けて試行錯誤を繰り返しながらチャレンジしています!「国境を越え、文化を超え、心をつなぐ」というスローガンの下、ドイツの田舎町で日本の運動会を開催するプロジェクトを行っています!Boss Yushin(呼ばせてはないです) として日本人3人、ウクライナ人1人、ドイツ人1人、台湾人1人の計6人で運営チームを作り、10月10日の運動会開催に向けてチャレンジしています!このイベントの詳細は、インスタグラムやポスターで見てみてください!帰国後の振り返りで、大成功でした!といえるように挑戦を続けます!

運動会のロゴ
説明動画の撮影

5.留学生活(前半)で心に残っているエピソードを教えてください

大きく分けると2つあります!1つ目は、イベント開催のアイデアをもって国際交流センターに協力願いに行った際の出来事です。国際交流オフィスでプレゼンを行い、資金協力をしていただけることになったのですが、その契約が成立した後に、「You are the crasiest exchange student I've ever met!(こんなぶっ飛んだ交換留学生初めてだよ!)」という言葉を言われました。運動会にかける思いがきちんと届き、一緒に最高のものを作ろう!と思ってくださったことがとてもうれしかったです!これからも、普通ではなく、最高に面白い生き方をしたいと思えたこの瞬間は一生心に残るものです!2つ目は、サッカーでゴールを決めた時です。地元のローカルクラブに所属してリーグ昇格を目指しサッカーをしているのですが、ある試合で点を決めたときにはいろんな感情がこみ上げてきました。ドイツ語をまだうまく話せない自分に対してみんなが、よくやった!と駆け寄って頭をなでてくれ、素直にうれしかったです。一度サッカーから離れる決断をした私にとって、もう一度ここでサッカーができること、何にも代えられないゴールの感情をもう一度味合わえたこと、そしてチームに迎え入れてくれた監督、コーチ、最高の選手たちとともに勝利をつかみ取れたことが何よりうれしかったです!

帰国間近のウクライナ人とのパーティー
パーティーの様子
ドイツでの初めてのサッカーの試合
こちらも初めての試合
勝利後のハグ!

6.留学生活(後半)の目標を教えてください

まず大前提として授業に100%で取り組み、英語を正しく運用する力、国際ビジネスの場で組織のリーダーとして活躍できるスキルをなるべく多く習得することを目指します!そのうえで後半の目標は、運動会を成功させることと、サッカークラブのリーグ昇格に貢献することです!ただ勉強するだけではなく、生活を通じて将来に活きる経験をたくさん積み、最高の結果、思い出とともに帰国できるよう、クレイジーな行動力を発揮し続けます!

このトレーニングウェアで練習を頑張ってもっと強いチームに!
運動会を成功させます!

7.これから留学を考えているみなさんへメッセージ、アドバイスをお願いします!

迷った時点でやってみる、理解できないことほど面白いと思う、この2つで大体どんなことも乗り越えれると思います!留学生活は、出発時に思い描くようなキラキラしたことばかりではありません。うまくいかないこと、理解できないことのほうがはるかに多いです。しかも、そういうアクシデントは突然やってきます。でも、立ち止まってしまったとき、とりあえず行動を起こしてみることが大切です。また日本ではありえないような状況に出くわしたとき、それに対してなんでだよと怒るのではなく、そんな世界もあるんだ!こんな人もいるんだ!世界って面白い!と思えるメンタルを持つことが大切です。勇気を持って飛び込んだ先で出会える友達や、先生、見える景色は一生の財産になると思うので、この2つを軸に自分らしい留学生活を作ってみてください!留学先での行動やメンタルに関するメッセージは以上です。それ以上に、留学前にしておいてほしいことがあります!親戚、家族、友達、先生など自分を支えてくれる身の回りの人にたくさんの感謝を伝えてください!日本から9000キロ離れたドイツに来てから、日本にいるときに気づけなかった、親戚、家族、友達、先生の温かさに気づきました。まだ日本にいるうちに、必ず感謝を伝えてください!また、トピックからはそれてしまうのですが、この場をお借りして感謝を伝えたいと思います。日本にいるみんな、いつもありがとう!

最高の景色、友達、先生、未来があなたを待っています!!