2026.06.23

大学教育学会第48回大会で教職学協働による学生参画型FD/SDの実践を発表しました

6月6日(土)・7日(日)に創価大学で開催された「大学教育学会第48回大会」に参加し、「学生参画型FD/SDの実践―全学研修会における教職学協働プロセスの展開―」をテーマに発表を行いました。
本発表は、教育支援研究開発センターにおける学生参画型FD/SDの取り組みを対象とし、教職学が協働して実施した全学FD/SD研修会の実践について、三者それぞれの立場から報告したものです。

まず、職員より、学生参画型FD/SDの実施に至るまでのプロセスについて報告しました。学生が第2回全学FD/SD研修会への参加や企画委員会への参画を通して、教育改善の場における「参加」から「参画」へのエンゲージメントの変化について紹介しました。

職員からの発表(山野 洋一)

次に、学生から、第4回全学FD/SD研修会の企画・運営について報告しました。企画立案から当日運営までのプロセスに加え、第2回研修会への参加を通して得た気づきをどのように研修設計へ反映したのか、また、対話を促進するためのグループワークや会場レイアウトの工夫、事後アンケートの結果などについて紹介しました。
さらに、第2回研修会への参加を通して大学教育に対する当事者意識が高まり、第4回研修会の企画・運営へと参画するに至った経緯についても振り返りました。また、本実践が学生ファシリテータの4年次生サポーターとしての活動で培った経験や視点を学生参画型FD/SDに転移させた取り組みであることについても共有しました。

学生からの発表(梶浦 真琴)

最後に、副センター長より、本実践に関する総合的な考察が行われました。教職学協働によって生まれたエンゲージメントの変化を整理するとともに、学生参画型FD/SDの意義や今後の課題、展望について報告しました。

教員からの発表(三田 貴)

当日は多くの教職員の方々にご参加いただき、立ち見が出るほどの盛況となりました。発表後の質疑応答では、学生参画の意義や可能性に期待する声が寄せられる一方で、今後の方向性や継続性、一部の学生への負担集中、学生の主体性との関係など、多角的な視点から活発な議論が交わされました。

今回の発表を通して、多くのご意見やご助言をいただくとともに、本実践の成果だけでなく課題についても改めて見つめ直す機会となりました。学生参画型FD/SDは試行錯誤を重ねながら発展を続けており、現在は学生企画で実施する令和8年度第1回全学FD/SD研修会に向けた準備を進めています。今後も教職学が協働しながら、京都産業大学ならではの学生参画型FD/SDのあり方を模索し、その実践を積み重ねていきます。

大学教育学会第48回大会に参加した教育支援研究開発センターの教職員と学生