
京都産業大学国際関係学部では2026年6月17日、教職員を対象に「海外実習リスク管理研修」を実施しました。
本学部が実施する海外フィールド・リサーチ(FR)、国際キャリア開発リサーチ(CDR)、在学留学など、多様な海外プログラムの安全確保に向け、平常時の備えと緊急時対応の基本を共有することを目的としています。
研修の概要
講師は、これまで学生の海外派遣業務に長年携わってきた国際関係学部の三田貴教授が担当し、実践的で具体的なトレーニングになるように取り組みました。

1.リスクの洗い出し
海外渡航・現地移動・宿泊・学生行動など、プログラム運営に潜むリスクをグループごとに整理しました。
2.事例検討(グループワーク)
以下の3つの事例をもとに、初動対応や情報収集、家族対応、現地連携などを検討しました。
- 海外FR:交通事故発生時の対応
- 海外FR:学生の問題行動による受入大学からの苦情
- 国際CDR:事故による重大事案
参加者からは、「情報の一元化が重要」「SNS拡散への対応」「家族対応と報道対応の切り分け」など、実践的な視点が多く挙がりました。



3.平常時・緊急時のポイント共有
研修では、以下の点が特に重要であると再確認されました。
平常時の確認事項
- 活動内容の妥当性、安全装備の確認
- 移動手段・事業者の安全性
- 現地パートナーとの役割分担
- 緊急連絡体制・招集体制の整備
- 緊急時の対応体制
- 対策本部の設置と情報集約
- 現地対応・家族対応・残留学生対応
- 大学本部との連携
- 報道対応の整理
まとめ
研修を通じて、新たな気づきや改善点が共有され、海外プログラム運営におけるリスクと対応を学部全体で再確認する貴重な機会となりました。
また、今回は国際交流センターの職員も参加し、大学全体で海外プログラムを支える体制の連携をいっそう強化する場ともなりました。
今後も、研修で得られた課題をもとに体制整備を進め、より安全で質の高い海外教育プログラムの実施 を目指していきます。