2026.06.22

異文化交流イベントPop-Up Cultural Events:「Let's study Buddhism Together!」を開催しました!

異文化交流イベントPop-Up Cultural Eventsは、さまざまな文化背景をもつ学生たちへ、異文化理解・交流の場を提供することを目的としています。610()は、仏教をテーマにした学生によるプレゼンテーションイベントLet's study Buddhism Together!を開催しました。

3名の学生が仏教について多角的な視点から発表を行い、留学生を含む8名の学生が聴講者として参加しました。

1人目の発表者は、「シルクロードの地域ごとの仏教美術の表現の違い」をテーマに登壇しました。仏教が伝播するにつれて、仏像の姿がその土地の文化を吸収し、変化していく様子を解説しました。ガンダーラではグレコ・ローマン調だった仏像が、中国へ渡ると細身で面長な表現へと変わります。発表の最後には、内容にちなんだクイズも出題されました。参加者からも笑顔がこぼれ、会場は和やかなムードに包まれました。

2人目の発表者は、「仏像の印相」にスポットを当て、発表しました。印相とは仏像の手のポーズのことで、仏像の種類ごとに異なる意味が込められています。発表では、それらが象徴するものを具体的な仏像の例を挙げながら分かりやすく解説しました。たとえば、主に如来像にみられる「与願印(よがんいん)」には人々の願いをかなえる意味があり、金剛界の大日如来特有の「智拳印(ちけんいん)」は圧倒的な智慧を表していると紹介されました。仏像の新たな鑑賞の楽しみ方を提示してくれる、非常に有意義な発表となりました。

最後の発表では、「日本人の宗教観と神社や寺の役割」についてです。日本の多くの人々は無宗教を自認しつつも神社や寺に参拝し、慶事は神道、弔事は仏教といったようにイベントごとに宗教を使い分けています。また現代の寺は純粋な信仰の拠り所というより、地域住民の生活に密着したコミュニティの場として機能している現状を語りました。

留学生たちは、日本人特有の宗教観に興味津々で耳を傾け、中には熱心にメモを取りながら聞く学生の姿も見られました。

参加者の声

・印相(手のポーズ)の意味を知ることができてよかったです。これから仏像を見るときに、これまでとは違った視点で楽しむことができると思いました。

・キリスト教の教会は、基本的に信者以外が立ち入ることはあまりありません。しかし日本の寺社は、信仰を問わず誰もが気軽に訪れることができます。これは世界的に見ても珍しい特徴だと思いますし、とても面白い文化だと思います。

・日本では、あえて意識していなくても日常の中に自然と信仰が根付いているのだと感じました。「お米1粒には7人の神様が宿っている」という言葉があるように。

グローバルコモンズでは、今学期も異文化交流を促進する文化イベントを定期的に開催していきます。