2026.06.17

音楽評論家・柳樂光隆氏による特別講義「ジャズ史と女性」を開催しました!

2026年6月12日(金)、文化学部文化構想学科の専門教育科目「舞台芸術文化論」(担当:田中 里奈 准教授)にて、柳樂 光隆氏(音楽評論家/DJ/ラジオパーソナリティ)をお招きして、特別講義「ジャズ史と女性」を開催しました!
履修者だけでなく、学内外から多くのビジターにお越しいただき、大盛況の末に幕を閉じました。

柳樂氏の講義に耳を傾ける履修者とビジター

当日の投射資料は手元のデバイスでリアルタイムに追うことができました

レクチャーのテーマは、アメリカ発祥の音楽・ジャズ。ジャズの歴史はこれまで男性ミュージシャンを中心に記述され、女性の貢献は過小評価されるか、歌手やピアニストとしての限定的な評価に留まってきました。柳樂氏の講義では、20世紀における「女性ジャズミュージシャン」の代表的人物やそのイメージを辿り、さらに、それが21世紀にどのように変化しつつあるのかを、丹念に見ていきました。

この講義では、ジャズにおける女性器楽奏者や女性作曲家の存在に焦点が当てられました。アメリカにおける戦争や公民権運動、フェミニズム運動などから影響を受けて、ジャズミュージシャンたちの教育・演奏・評価の環境を変えていこうとする動きが生じました。講義では、リル・ハーディン・アームストロングから穐吉敏子、テリ・リン・キャリントンに至るまで、女性ジャズミュージシャンたちの活動がどのようにジャズ史に貢献したのか、また、米バークリー音楽大学や英トゥモロー・ウォーリアーズといった教育機関がミュージシャンの環境改善に対してどのような役割を果たしたのかが解説されました。

90分間の講義のあとは、「国際文化フィールドワーク実習A」(担当:田中 里奈准教授)の一環として、同科目履修者および講義参加者のうち一部希望者とともに、少人数でのディスカッションを実施しました。

こちらでは、柳樂氏に講義でお話しいただいた内容に対して、参加者が質問・コメントを投げかけました。現代における国際情勢との関連や、日本の教育・音楽活動における実践、ジャズと隣接する音楽・舞台芸術の諸ジャンルとの関係など、トピックは多岐にわたりました。各質問には、柳樂氏から都度ていねいなフィードバックをいただき、また、参加者もそれに応答する場面が多々見受けられ、非常に豊かな議論となりました。

ディスカッションのなかでは、実際にジャズの楽曲を聞いてみて、メロディや歌詞、パフォーマンスを検討する場面も。

当日の様子は、文化学部学生広報チームClaSP!メンバーが、文化学部生の視点から取材しました! 文化学部公式InstagramおよびFacebook(@ksubunka)の発信もぜひご覧ください。