京カレッジ京都力養成コース「京都の歴史のなかの文化・芸術」が5月9日、16日、23日、30日の4日間、開催されました。
本講座は京都市と公益財団法人 大学コンソーシアム京都が主催する「京カレッジ」市民教養講座の京都力養成コースとして開講したもので、本学文化学部の教員3名と日本文化研究所の上席特別客員研究員(京都・観光文化検定試験1級合格者)7名、計10名の講師がリレー形式で、講義(於、キャンパスプラザ京都)とフィールドワーク(二条城・妙顕寺城跡・二条陣屋・神泉苑)を行いました。
今年度の講座は、「京都の歴史のなかの文化・芸術」に焦点をあて、史資料や地図、写真、新聞・雑誌記事の分析、現地調査などに基づく講義が行われました。
京都の歴史や文化・芸術への理解を深めるため、座学では京都における文化・芸術の歴史をはじめ、小倉百人一首の成立と展開、平安時代の仮名文化、友禅染の技法と発展など、多彩なテーマについて学びました。また、幕末から近代にかけて活躍した芸術家や文人の足跡、平安時代の物語文学、花街文化なども取り上げられ、京都の文化をさまざまな視点から考察する機会となりました。
5月23日のフィールドワークでは、「二条城とその周辺を極める」と題し、二条城をはじめ、妙顕寺城跡、二条陣屋、神泉苑などを訪れました。
岡本 学 講師(本学 日本文化研究所 上席特別客員研究員)の挨拶の後、世界遺産である 元離宮二条城 を訪れ、京都の歴史と文化・芸術について学びました。参加者は、国宝の二の丸御殿や特別名勝の二の丸庭園を見学し、狩野派による障壁画や書院造建築、庭園の意匠への理解を深めるとともに、城郭の構造や二条城が日本の歴史に果たした役割について学びました。また、周辺の歴史資源にも触れながら、京都の歴史的景観への理解を深める貴重な機会となりました。
講座終了後のアンケートでは、「各講座の講師の知識の深さについて、感動しました。」「どの講義も興味深く、もっと学びたいと思った。」「分かりやすい資料が提示され理解が深まった。」
などの感想が寄せられました。
各回の講義テーマ
≪1日目≫
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第1講義「総論:京都の歴史のなかの文化・芸術」若松 正志(文化学部 教授)
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第2講義「小倉百人一首の成立とその後の展開」深澤 光佐子(日本文化研究所 上席特別客員研究員)
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第3講義「近世後期から近代における京都の不世出の芸術家師弟―大田垣蓮月と富岡鉄斎―」木下 義久(日本文化研究所 上席特別客員研究員)
≪2日目≫
- 第4講義「出土文字資料からみた平安時代の仮名文化」吉野 秋二(文化学部 教授)
- 第5講義「引染研究―宮崎友禅斎と友禅染―」河原田 康史(日本文化研究所 上席特別客員研究員)
- 第6講義「幕末期豪農と芸術家の交流―相楽郡祝園村森島家文書から見る―」森島 克一(日本文化研究所 上席特別客員研究員)
≪3日目≫
- フィールドワーク「二条城とその周辺を極める」岡本 学(日本文化研究所 上席特別客員研究員)
≪4日目≫
- 第7講義「文人と志士のあいだ―山中静逸の幕末京都―」笹部 昌利(文化学部 教授)
- 第8講義「平安時代の物語文学はなぜ現代人にも刺さるのか?」山村 啓士(日本文化研究所 上席特別客員研究員)
- 第9講義「花街の文化としての〈おふれまい〉―近代京都と花街のモビリティ文化史―」熊谷 保(日本文化研究所 上席特別客員研究員)
第1講義「総論:京都の歴史のなかの文化・芸術」
第2講義「小倉百人一首の成立とその後の展開」
第3講義「近世後期から近代における京都の不世出の芸術家師弟―大田垣蓮月と富岡鉄斎―」

第4講義「出土文字資料からみた平安時代の仮名文化」

第5講義「引染研究―宮崎友禅斎と友禅染―」

第6講義「幕末期豪農と芸術家の交流―相楽郡祝園村森島家文書から見る―」
フィールドワーク「二条城とその周辺を極める」(二の丸御殿唐門 正面)
フィールドワーク「二条城とその周辺を極める」(二の丸庭園の池)
フィールドワーク「二条城とその周辺を極める」(二の丸御殿前の車寄)
第7講義「文人と志士のあいだ―山中静逸の幕末京都―」

第8講義「平安時代の物語文学はなぜ現代人にも刺さるのか?」

第9講義「花街の文化としての〈おふれまい〉―近代京都と花街のモビリティ文化史―」