2026.06.10

ドイツ語海外実習(フライブルク)海外実習体験記

令和7年度 ドイツ語海外実習(フライブルク)について、参加した学生から体験記が届きました。

海外実習紹介
実習先(フライブルク)の紹介はこちら

フライブルクでの海外実習で学んだこと

ヨーロッパ言語学科 ドイツ語専攻 2年次生(参加時) 米村 里緒

私はドイツ語海外実習に参加し、2026年3月2日から30日までドイツのフライブルクに滞在しました。

海外実習が始まり、私が特に実感したのはドイツ人との関わり以前にまず日本人との関わりの重要性です。私は元々人と関わるのがあまり得意ではなかったのですが、お互いに助け合わないと海外では本当に苦労することを実感しました。日常生活はほとんどドイツ語を使用するため、手続き、洗濯、買い物など初めは友人とともに確認しながらやりました。

その経験を通じて積極的に周りに話しかける事ができるようになりました。それにより、今まで全く関わる機会のなかった後輩や別のクラスの人達とも関わる事ができたのはとても良かったなと感じています。さらに、授業などで他大学の人たちともたくさん関わりました。大学側もウェルカムパーティなどを開催してくれたため知り合いになりやすかったですし、さまざまな大学から来た人と1か月グループで授業を受け、趣味の話なども多くしました。好きなアニメで話が合った友人はグッズを送ってくれて今も交流が続いていますし、京都に来たいとも言ってくれました。

出会ってまだ1週間しか経っていなかったのですが、他大学のクラスメイトとスイスまで旅行したのはとてもいい思い出です。チューリッヒにあるチョコレートで有名なリンツの工場や、韓国ドラマの「愛の不時着」の舞台にも行きました。おそらくこれから一生経験する事はできないであろう体験ができました。

フライブルクはドイツの南西部に位置し、スイスやフランスにも近い、自然豊かな街です。時間があればスイスやフランスへ旅行するのをおすすめします。パリにも3時間で旅行できます。

スイスに旅行した際にLindenhofから撮った写真
「愛の不時着」の舞台にもなったそうです

それでも、現地のルームメイトとは十分深く関わる事ができなかったのではないかというのが私の中での一番の後悔です。フライブルク大学での寮は、さまざまな国の学生とのシェアハウスでした。生活における文化的差異などは受け入れ易かったものの、彼らと会話していると自分がドイツ語どころかそもそも英語が上手く話せないのだという事実を突きつけられ、入寮した頃はかなり落ち込んでいました。

大学の近くの大聖堂の朝市で売られているソーセージ
一番好きで週に2回以上は食べていた

しかし、外では買い物や観光へ行き、日常生活においては多くの国の人とコミュニケーションをとることができました。言葉が間違っても伝わればいいと、あまり気にしすぎないようにしました。

明らかに外国人である私に、ドイツ人から電車のチケットの買い方について質問されたのは大変驚いたと同時に、面白かったです。

大学の近くにある大聖堂の市場で買い物をする際も、始めはドイツ語を話す事が億劫で英語でコミュニケーションをとっていました。しかし3日か4日が経過してだんだん生活に慣れた頃には、ようやく「やはり現地の言葉で話さなければ」と思うようになり、私は極力ドイツ語で話しかけるようにしました。するとほとんどの人は私の話すことを理解しようと真摯に耳を傾けてくれました。何より嬉しかったことは、英語で話しかけた時よりも明るく対応してくれているように感じられたことです。

相手の国の文化や言語など、全ては受け入れられずともそれを尊重しようとする姿勢こそが大切なのだということを実感できた経験でした。

海外実習は短い期間ではあったものの、私自身の自立心や積極性を大きく成長させるものとなりました。大学生活の中間点であるこの時期に参加できて本当に良かったと感じられたプログラムでした。

(上)フランクフルトの景色。Eiserner Steg(鉄の橋)
(右)大学前の町並み