2026年5月9日、むすびわざ館ホールにて、講演会「近代観光の成立と写真技術」を開催しました。
本講演会は、京都産業大学ギャラリーで開催中の春季特別展「京都観光いまむかし―旅から観光へ」の関連イベントとして実施したものです。
当日は、平安女学院大学国際観光学部教授の毛利憲一先生を講師にお迎えし、近代観光の成立やその特徴について、巡礼・参詣、鉄道、メディアといった観点から、わかりやすくご講演いただきました。また、毛利先生ご自身による古写真調査の経験をもとに、当時の写真技術が観光メディアに与えた影響についてもご紹介いただきました。
講演では、本展の展示資料に関連した名所図会や鳥瞰絵図、路線図なども紹介されました。なかでも、昭和初期の平安女学院(高等女学校)による朝鮮や満州方面への修学旅行写真には、多くの参加者が関心を寄せていました。終始和やかな雰囲気のなかで質疑応答も行われ、盛況のうちに終了しました。
参加者からは、
「現代の観光の成り立ち、歴史を学ぶのに役に立つ講演でした。昔の絵図や写真を見るのは楽しい。」
「写真という切り口から観光論を聞くことができて新鮮でした。」
「観光と写真のお話も興味深く拝聴しました。観光ガイド(全国通訳案内士)をしていますが、ガイド仲間にも聞かせたい話でした。」
といった感想が寄せられました。