先端情報学研究科で滞在研究を行う海外修士学生によるトークイベントをファブスペースで開催(第2回 Luca 編)
京都産業大学では2026年4月17日、「KSUファブトーク!‐『世界各地から集まった学生が語る インタラクションデザイン/AI/デジタルものづくり』‐」と題したトークイベントを学内ファブスペースにて開催しました。本イベントは、スイスにある南スイス応用科学芸術大学(以下、SUPSI)より約3か月間本学に滞在しているインタラクションデザインを学ぶ修士学生を迎え、研究や制作活動について紹介してもらう機会として企画されたものです。
人間・環境・AIの共生を設計するデザインアプローチ
本学はSUPSIと、デジタルファブリケーションやインタラクションデザイン分野における国際的な教育・研究交流を目的とした学術交流協定を締結しています。本イベントは、その協定に基づき来学している修士学生による取り組みの発信の場として実施されました。当日は、特別生による自己紹介と研究紹介トークが行われました。
第2回となる今回は、SUPSI修士学生のLuca Enrico Spallinoさんが登壇しました。ミラノ工科大学でプロダクトデザインを学んだ後、SUPSIでインタラクションデザインを専攻するLucaさんは、これまで授業やプロジェクトとして取り組んできた制作物を振り返りながら、自身の関心や研究背景について紹介しました。
講演では、音楽や写真といった「物語を伝える(ストーリーテリング)」への関心がデザインの基盤となっていることが語られ、子ども向けの再生可能エネルギー学習用プログラミング玩具や、食事中のスマートフォン使用を抑制するAIデバイス、UXデザインアワードを受賞した喘息児向けケア支援システムなど、過去の代表的なプロジェクトが紹介されました。また、本学での滞在期間中に取り組む研究テーマとして、生成AIを活用したインタラクションデザインについて発表し、人間・環境・AIが共生するための条件や制約をどのように設計するかという視点が示されました。通訳を介しながらも、国際的なデザイン教育の現場で培われた理論と実践の融合に、参加者は熱心に耳を傾けていました。
本イベントを通して、参加した在学生にとっては、同世代の学生がどのように研究を進め、成果を整理し、プレゼンテーションとして発信しているのかを知る貴重な機会となりました。
海外の大学でどのような学びや研究が行われているのかを知ることで、本学の学生にとっても新たな視点を得る機会となり、自身の制作や研究活動を見つめ直すきっかけとなることが期待されます。
概要
| イベント名 |
KSUファブトーク! ‐『世界各地から集まった学生が語る インタラクションデザイン/AI/デジタルものづくり』‐ |
| 日時 | 2026年4月17日(金)13:15〜14:45 |
| 会場 | 京都産業大学 14号館 ファブスペース |
| 対象 | 本学学生・大学院生・教職員 |
| 参加人数 | 23人 |