2026.05.07

文化学部中野ゼミで、持続可能な観光のあり方について、観光庁とワークショップを行いました!!

来訪者と住民が相互に理解を深め、旅と暮らしが調和する未来に向けて、観光政策はどうあるべきでしょうか。そして、京都の観光をより良くしていくためには、どのような取組が期待されるのでしょうか。

文化学部 中野 宏幸 教授の「観光文化基礎演習A(2年次生)」は、4月30日、観光庁で政府の主要な観光戦略のとりまとめにあたっている観光戦略課課長補佐(総括)の安達 将太氏をお招きし、「持続可能な観光に向けた課題と取組」をテーマとするワークショップを行いました。近年のインバウンドと国内市場を巡る環境の変化を踏まえ、観光政策への理解を深めることを目的として、観光庁のご協力の下、ワークショップの機会をもつこととしたものです。

全体写真

はじめに安達氏から、観光を取り巻く現状や観光立国に向けた取組について説明があり、あわせて、本年3月に閣議決定された政府の新たな「観光立国推進基本計画」について紹介がありました。同計画は、日本の魅力・活力を次世代へ持続的に継承・発展させていく観光の実現を目指し、「インバウンドの戦略的な誘客と住民生活の質の確保との両立」、「国内交流とアウトバウンド拡大」、「観光地・観光産業の強靱化」の3つを柱とする、2030年度までの5年間を対象とした総合的な戦略です。

グループ討議に加わる安達氏

引き続き、「新計画で掲げる『観光客の誘客』と『住民生活』との両立に向け、地元・京都ではどのような取組が有効か」とのテーマで、グループ討議を行いました。各グループにおいて活発な意見交換がなされ、観光による経済効果を地元に還元する仕組みの構築、観光客向けの効率的なバス路線の設定、観光の動向を踏まえた地元経済に資する観光ツアーの造成、地下鉄利用の促進を含む多様な交通手段の活用など、本質的な課題に踏み込んだ意見がありました。

観光の状況が大きく変化している中、最前線で観光戦略に携わる方のお話を聞くことができ、非常に有意義な学びの機会となりました。人々の思いや時代の変化を感じ取り、自らの体験を通じて得た知見を生かしながら、これからの交流や観光のあり方を考えてほしいと思います。