2026.05.15

Monthly GSC4月(理工系教員セミナー)を開催!


本学の理工系3学部が協同して設置している、グローバル・サイエンス・コース(GSC)では、英語のスキルアップやグローバルな視野を身につけることを目的として、月次イベント「Monthly GSC」を開催しています。
令和8年度 第1回となる4月のMonthly GSCでは、理工系3学部の教員3名によるリレー形式のセミナーを開催しました。

■Monthly GSC4月
・日時:2026年4月22日(水)16:45~18:15
・会場:天地館T204教室
・講師:佐藤 浩介 教授(理学部)
    赤岩 香苗 准教授(情報理工学部)
    黒坂 光 教授(生命科学部)

セミナーの様子

今回のセミナーでは、各教員がそれぞれの専門分野や海外での研究経験について講演を行いました。
学生時代に意識しておきたいことや、将来を見据えてグローバルな視点を持つことの重要性について、実体験に基づくエピソードが紹介され、参加した学生にとって、英語学習や進路を考えるうえで大きなヒントが得られる内容となりました。

はじめに、理学部の佐藤先生からは、博士号取得後に海外特別研究員としてアメリカ・ボストンのマサチューセッツ工科大学(MIT)でMicro-Xロケット実験に取り組んだ経験が紹介されました。
国籍の異なる研究者と共同で研究を進めたこの実験は、最終的に思い描いていた結果には至らなかったものの、その過程で得た経験や知識が帰国後の研究成果に大いに生かされたと語られました。
また、日本人がほとんどいない環境で過ごしたことで、自然と英語力が鍛えられ、多くの国際的なつながりが得られたそうです。
講演中には、「チャンスを掴むために心がけることは何か」という質問があり、研究に真剣に取り組み成果を論文として発表することや、国際会議に積極的に参加して人とのつながりを広げていくことが大切だとお話されました。

佐藤 浩介 教授(理学部)

赤岩 香苗 准教授(情報理工学部)

 

続いて、情報理工学部の赤岩 香苗先生からは、「海外研究者との出会いを通じて得た研究の魅力と広がり」について講演いただきました。
大学生のころは英語や人とのコミュニケーションに苦手意識があったという赤岩先生は、修士1年次に初めてカナダ・バンクーバーで開催された国際会議に参加し、一人での渡航や発表に不安を感じながらも、それを乗り越えた経験が自信につながったと振り返られました。
また、海外研究者との交流を通じて、自身の研究の意義や面白さをあらためて実感し、そこで得た助言がご自身の知見を大きく広げるきっかけになったと語られました。英語については「実践を通じて身につくもの」と説明され、まずは自分の趣味・関心のある分野でよいので、日頃から英語に親しみ、海外にも挑戦してほしいとのメッセージが送られました。


最後に、生命科学部の黒坂 光先生からは、アメリカで研究員として1年間滞在した経験をもとに、現地での研究生活や英語との向き合い方、留学とは何かについてお話しいただきました。
ミシガン州にあるアップジョン製薬会社で基礎研究に従事され、ご家族とともに現地で生活された経験は、多様な文化や価値観に触れる貴重な経験となった一方で、言語面や事前準備の不足による苦労もあったといいます。
英語については、読み書きは得意だったものの英会話には苦手意識があり、事前に準備していたにも関わらず、実生活では聞き取りに苦労する場面も多かったそうです。それでも日本で続けてこられた英語学習は決して無駄ではなかったと語られました。
留学に挑戦する際は十分な事前準備を大切にしてほしいと、学生に向けてアドバイスが送られました。

黒坂 光 教授(生命科学部)

参加学生の様子

セミナー後の質疑応答では、海外の研究者との交流や英語学習、進路に関する質問が寄せられました。
本セミナーを通して、参加した学生は、将来を見据えた学びの姿勢や、日頃の準備の重要性について理解を深める機会となりました。

活発に質問する参加学生たち

理工系3学部のコラボレーションから成るGSCでは、今後もこのようなイベントを通じて、学生が視野を広げ、学びへの意欲を高められる機会を提供していく予定です。