初年次教育センターおよび教育支援研究開発センター(2025年度教育プログラム支援制度・採択プログラム)が連携して開講・展開している初年次教育科目「ハテナソンセミナー」の教育実践を体系的にまとめた書籍『問いヂカラの本 A WILD QUESTION HACK』が、新評論(東京都新宿区)より刊行されました(*)。本書は、2018年度の新規開講以来、当授業科目担当者である生命科学部 佐藤 賢一 教授による単著です。*書籍情報:ISBN978-4-7948-1303-9 C0037
本書は、「問いづくり」を学びの中核に据えたハテナソンセミナーの理念、授業設計、具体的なワークや対話のプロセスを、理論と実践の両面から紹介するものです。大学の初年次教育における実践をベースとしつつ、高校教育や教職員研修など、幅広い教育現場で活用できる内容となっています。書籍では、問いがどのように生まれ、どのように磨かれ、学びや行動につながっていくのかを、ストーリー性のある構成と具体的なワークを通して提示しています。学生が受け身の学習者から主体的な探究者へと変化していく過程を描くことで、「問いを立てる力」が現代の学びにおいていかに重要であるかを示しています。
本書の刊行は、本学における教育実践の成果を学内にとどまらず、社会へと発信する試みでもあります。教育現場が直面する課題に対し、問いづくりを基盤とした学習デザインの一つのモデルを提示することで、教育の質向上に貢献することを目指しています。今後は、本書を活用した授業実践やワークショップ、他機関との連携を通じて、ハテナソンの取り組みをさらに発展させていく予定です。
