2026.04.03

デジタルものづくりでアイデアをカタチにする2日間。 連携協定校・麗澤瑞浪高等学校と「FAB BOOT CAMP」を開催

アントレプレナーシップ教育に関する連携協定を結ぶ麗澤瑞浪高等学校の高校1年生11名を対象に、3月26日、27日の2日間、「FAB BOOT CAMP」を京都産業大学で開催しました。

会場となったのは、本学14号館にあるデジタルものづくり施設「ファブスペース」です。生徒たちは、3Dプリンターやレーザーカッター、CAD設計ソフトを使いながら、自分たちのアイデアを実際にカタチにしていくプロセスを体験しました。機器の使い方を学ぶだけでなく、「どんなものを、誰のために、どうつくるのか」を考えながら、試作と改善を重ねる学びに取り組みました。 


1日目は、キャンパスツアーからスタート。迷ってしまうほどの広大なキャンパスを巡りながら、大学で学ぶイメージをふくらませた後、ファブスペースへ移動。情報理工学部でも活用される高度なデジタル工作機器がそろう施設で、3Dソフトウェアや3Dプリントの演習に取り組みました。後半には、3Dプリンターを使ってコマをデザインする課題にも挑戦。形や重心の違いによって回り方が変わることを確かめながら、設計と結果のつながりを学びました。

2日目は、2Dソフトウェア演習とレーザーカッター講習を実施しました。生徒たちは、3Dプリンターとは異なる加工方法の特徴にも触れ、素材やつくり方によって表現や制作工程がどう変わるのかを体感しました。昼には、開放的な空間が広がる「Innovation HUB」に場所を移し、本学の学生たちとも交流。ものづくりや大学での学び、アントレプレナーシップ活動について話を聞きながら、高校での探究が大学でどのような挑戦につながっていくのかを考える時間となりました。

午後には、前日に制作したコマを使ったコマ大会に加え、今回の学びを踏まえたアイデア発表も行いました。発表では、3Dプリンターはアイデアを試作する手段として有効であること、レーザーカッターは用途によっては効率的な加工につながることなど、実際に体験したからこその気づきが共有されました。学校生活の中の不便を改善するアイデアや、オリジナルグッズの制作など、高校生ならではの視点から多様な提案も生まれ、会場には思わず笑みがこぼれる場面もありました。

今回の「FAB BOOT CAMP」は、単に機器の操作を学ぶだけでなく、課題を見つけ、アイデアを形にし、それを他者に伝えるところまでを一貫して体験する機会となりました。参加した生徒たちは、高校に戻ってからの活動にも思いを巡らせながら、次の挑戦への意欲をのぞかせていました。

本取組は、2026年4月に新設する本学のアントレプレナーシップ学環と、同校が同年度に新設するアントレプレナーシップコースとの接続も見据えた実践的な機会です。
京都産業大学は今後も、連携協定校との高大接続を進めながら、探究と実践をつなぎ、イノベーションを生み出す起業家精神を育む教育に取り組んでいきます。

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