2026.03.24

経営学部 松高ゼミが地域情報発信スペース「クリエートにしのみや」の利用実態を分析!地域へ還元

経営学部松高ゼミ4年次生の野口 陽菜さんが、兵庫県西宮市の地域情報発信スペース「クリエートにしのみや」における市民の利用状況をテーマとした卒業論文をまとめ、その研究成果を同施設に提出しました。

卒業論文のテーマは、「地域が生みだすコミュニケーションの可能性 ―西宮市情報発信スペース『クリエートにしのみや』を事例として―」です。本研究の特徴は、卒業研究論文を完成させるだけではなく、調査対象となった施設に対して実践的に役立つ成果として還元することを意識して取り組まれた点にあります。

野口さんは、アルバイトとして同施設の運営に関わってきた経験を背景に、現場で感じてきた課題を研究として整理し、施設の今後の情報発信や運営の検討に資する内容として論文を構成しました。地域情報発信施設は、地域の魅力や活動を伝える拠点として重要な役割を担う一方で、地域や施設に強い関心や愛着を持つ人は来館するが、特別な関心を持たない一般市民には足を運びにくいという課題を抱えています。

野口さんはこの点に着目し、来館者の属性や行動傾向、展示への反応、施設の発信内容や空間の特性を多角的に分析しました。また、一般市民がより気軽に関われる施設となるための条件や、「参加型」という視点からの施設の役割を整理しました。

卒業研究論文を作成するにあたり、公開資料の調査に加え、施設関係者へのヒアリングや内部資料の閲覧などを実施し、具体性の高い知見を導き出しました。完成した卒業研究論文は、現場で共有・活用してもらうことを目的として、「クリエートにしのみや」へ提出されました。

野口さんのコメント

「クリエートにしのみや」で働く中で、『どうすればもっと多くの市民の方に来てもらえるのか』という疑問をずっと感じてきました。卒業研究として改めて施設を見つめ直すことで、日々の経験が学びにつながっていくことを強く実感しました。私の研究が、少しでも施設の今後の取り組みに役立てばうれしく思います。

「クリエートにしのみや」施設長の松村 真弓氏からのコメント

現場での実体験をもとに、ここまで丁寧に研究してくれたことを大変うれしく思います。来館者の特徴や展示への反応を分析し、日々感じていたことを言葉とデータでわかりやすく示してくれました。とくに『参加型』という視点から施設の役割を整理してくれた点は、今後の運営にとって大きなヒントです。この経験を力に、社会と人をつなぐ歩みを続けていってくれることを心から願っています。

今回の取り組みは、学生が地域社会の一員として現場に関わり、学修成果を実践の場に還元する良事例といえます。松高ゼミでは今後も、地域と連携しながら、社会に開かれた学びを実現する教育・研究活動を推進していきます。

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