2026.03.18

経済学部 菅原ゼミが高知県四万十町役場を訪問

経済学部菅原ゼミ(演習Ⅰ)では、「わがまち紹介」と称して、学生が自身にゆかりのある地方自治体の人口構造、産業構造、財政状況を調べ発表しています。そして、その学外実習として、発表された自治体の中から学生の投票により選んだ自治体を実際に訪問し、自治体職員の方々との意見交換を通じて、その地域の課題や自治体の政策に関する知見を深めています。

今回(2026年2月27日(金)・28日(土))は、高知県四万十町役場を訪問しました。当日は、ご対応いただいたにぎわい創出課の方々の前で、学生からは、「わがまち紹介」で学修した統計指標(社会増減率、産業別就業者比率など)を用いて四万十町の特徴と課題を発表し、関係人口の創出を目的とする「四万十スローツーリズム」と「空き家×ワーケーション」を政策提案しました。それを受けて、職員の方々からは、学生の提案に関連する四万十町の各施策のほか、四万十町の最大の魅力だが無料で利用できてしまうという課題のある自然資源をどのように活用して稼げるコンテンツにするのかや、大人数の宿泊施設確保の難しさ、起業家の方が町内で始めた空き家再生プロジェクトなどについてご解説いただきました。また、学生に対して、四万十町の印象、UIターン就職の是非、旅行の際などに使用するSNSツールなどについての質問があり、通勤の利便性や就職先の多様性、SNS発信の方法などについて意見交換しました。

■ 四万十町ホームページ

プレゼンの様子

学生からは、四万十町の観光施策や自然を生かしたロケ誘致策、コミュニティバスなどの交通施策のほか、地方公務員になったきっかけについての質問もあり、地域活性化施策だけでなく職業観に関する意見交換も行われました。意見交換の後には、町議会が開かれる議場を特別に見学させていただきました。

質疑応答の様子1
集合写真
質疑応答の様子2
議場見学

参加学生の声(抜粋)

  • 四万十町が現在抱えている問題を現地の役場職員の声と共に知ることができました。ゼミ生の発表の四万十町がよくなる改善案もすごく良かったですが、ネットで指摘されている問題と現地の人たちが抱える問題とではギャップがあることに気づかされました。そこでフィールドワークの実際に行ってみる、触れてみることの重要性を知れたので演習Ⅱからのゼミ活動に活かしていきたいと思いました。
  • 役場訪問で印象に残ったことは、行政が関わることで民間よりも時間もお金もかかることがあるということでした。行政の方が規模が大きいためできることが多いと考えていたのですが、責任や手続きが伴ってくるため意外とそうでもないと分かりました。また地域を発展させていくためには行政だけでなく、企業など民間の協力も必要だと改めて感じました。
  • 自分達が考えて質問したことに対して役場の方達は沢山のメリットデメリットを考えていらっしゃり、町を変えていくのは決して簡単なことではないと分かりました。しかし、役場の方達は、たまたま四万十町で仕事をすることになった人もいたけど、少しでも住みやすくそして、観光客が訪れやすい場所を作ろうとしているのがとても伝わって、ゼミがなければ知らなかった場所でもこの活動を通して知ることができて少しでも力になれたら良いなと感じました。
  •  この訪問を通して、四万十町以外にも様々な面で自分で考えること、それを今は現実的に困難でも意見を伝えることが大切だと感じた訪問でした。また、二日間の交流を通して初めて話したゼミ生もいたり、より仲が深まったように感じて嬉しかったです。
  • 四万十町の問題を解決するための案を出しても、費用などの要因でなかなか実行に移すのは難しいのだと改めて実感しました。地域の為に働く皆さんから生の声を聞けてとても勉強になりました。ありがとうございました。また、四万十町は空気や景色も綺麗で散歩していてとても気持ちよかったです。人もとてもあたたかかったです。本当にいいところでした。合宿楽しかったです。
  • これまで自分の住んでいる町の課題について深く考える機会はほとんどなかったけど、今回そのような機会をいただいたことで、四万十町の地域活性化の難しさについて改めて考えることができました。わがまち紹介を通して、四万十町では他の地域と比べて人口減少が進んでおり、財政面でも厳しい状況にあることは知っていたが、実際に詳しく学ぶ中で、想像していた以上に深刻な状況であることを実感しました。