2026.02.25

文化学部中野ゼミの4年次生、京都府庁で「新しい観光モビリティ」の提案発表!!

文化学部京都文化学科 中野 宏幸 教授の「観光文化演習ⅡB(4年次生)」に所属する橋本 寛基さんは、2月17日、京都府庁において、商工労働観光部観光室、建設交通部交通政策課、京都府観光連盟のご参加の下、過疎地域の活性化に向けた「観光を軸とした新たなモビリティ導入の可能性」について発表しました。過疎地域では交通維持が難しくなる中、観光地の地域交通に貨客混載とAIデマンド輸送を組み合わせて導入することで、旅客輸送と物流を一体化し、需要が比較的少ないエリアでも効率的な運行を可能とする提案です。今回は、卒業制作のテーマについて、実務的な観点からご意見を伺うために開催したものです。

京都府庁において提案を発表する橋本さん

本提案は、旅客・貨物の両面から地域の生活に配慮するとともに、インバウンド旅行者増加の中、京都の京北・南丹地域を念頭に置きつつ、オーバーツーリズム対策や観光客の分散、地域の魅力向上、環境対策に寄与する構成となっています。施策ツールとしては、AIの特性を生かし、利用者の移動ニーズと特性に応じて需要予測とルート最適化を行うことで、地域の利便性と観光振興をともに促進するビジネスモデルとしています。中野教授からは総評として、貨客分野の規制緩和や政府の政策の動向とあわせ、施策の意義や重要性の解説が行われました。

施策について解説する中野教授

「観光の足」確保の取組は全国的に進んでいますが、生活交通の維持とともに観光需要の増加に対応することが求められる中、本提案の地域への応用が期待されます。その後の討議では、地域に適用した場合の移動需要や住民意向の把握、ビジネスとしてのコスト・パフォーマンスをどう考えるかなど、活発な質疑応答や意見交換が行われました。また、「社会に出てから地域振興と活性化のアイデアとして生かしてほしい」といった励ましの言葉もいただきました。

4年間の大学での学びを踏まえ、交通を基盤とした地域の魅力創出や観光地域づくりに、多様な発想で取り組んでいってほしいと思います。