2026.01.30

アイルランドで学ぶ国際関係ーグリフィスカレッジ留学体験談ー

学部の授業以外にも活躍の場を求めて積極的に取り組む学生を紹介する本企画。
今回は、アイルランドのグリフィスカレッジに交換留学中の、国際関係学部3年次 西坂蒼衣さんに話を聞きました。

1.なぜ留学先にグリフィスカレッジを選びましたか?

私にとって入学時からの目標であった留学の行先に、大きく2つの理由からこのグリフィスカレッジを選びました。まず、国際関係学部で授業を受ける中で、異文化間の交流や対立に興味を持つようになり、イギリスとアイルランドの歴史的な関係性にもそれに共通している部分があると感じたことです。特に最近では、Brexit(イギリスのEU離脱)によって2国間の国境がより明確になったこともあり、今も揺らぎ続けるアイルランドでのイギリスの存在や、アイルランド国民のアイデンティティについて現地でもっと知りたいと考えるようになりました。もう一つは、留学先での授業についていけるのか、自分の英語力に不安があったことです。グリフィスカレッジでは、学部の授業を受ける前に自分のレベルにあった英語のクラスを受けることができます。

週末に開かれるマーケット
夕日を見に近郊の海岸まで(Howth)
National Gallery (入場無料なので軽い気持ちで入りましたが、見終わるのに2時間かかりました)

2.留学期間のスケジュールを教えてください。

2025年9月11日 ダブリン到着
9月15日 1st Semester 英語クラス授業開始
12月19日 1st Semester 授業終了
2026年1月5日 2nd Semester 英語クラス授業開始
1月10日 IELTS受験
2月3日 学部授業開始
クリスマスマーケット

3.留学先で履修した授業科目や授業の様子を教えてください。

私が前学期に履修していたのは、週4回、各4時間の英語のクラスです。多国籍なクラスメイトと話しながら、毎週変わる授業テーマ(政治、観光公害、環境問題、ファストファッションなどがありました)について学ぶ形です。私の先生はグループワークやアクティビティを通して、授業中に話していない時間はほとんど無いほど、英語で話す機会をたくさん設けてくれました。時には、模擬裁判やビジネスマーケティング風のプレゼンなど、斬新なアクティビティもあり、とても刺激の多いクラスでした。人と話す時間が長い分、自分の英語力の低さを痛感する瞬間もありましたが、最終的には冗談で笑いあえたり、グループワークの中でしっかり役割を果たせるようになり、自信が持てるようになりました。この授業では、3週間に一度Writing Assignmentが出され、その時の授業のテーマに応じたトピックについて、参考文献をもとにPros&Consや解決策の考察をまとめました。国際関係学部でもレポートを英語で書いて提出する機会はありましたが、学術的な論文の書き方を先生が順を追って丁寧に教えてくれたため、英語で書く・考えるスキルも着実に伸びている感覚がありました。

帰国するクラスメイトとお別れ

4.留学してから始めたこと(チャレンジしていること)はありますか?

日記に今日あったことを英語で記録するだけでなく、今日知った単語や印象に残っているフレーズをその中で使いながら書くということを心掛けています。私はなんでも書くことで記憶に残りやすいアナログ人間なので、授業の資料や板書の写真だけでなく、一度自分の言葉で書いて理解することにしています。

ダブリンで一番有名なBar
海が近いのでカモメを街中でもよく見かけます

5.留学生活(前半)で心に残っているエピソードを教えてください。

前学期のクラス最終日に、先生とクラスメイトみんなの国の料理を持ち寄ってクリスマスパーティーをしたことです。ドイツ、スペイン、ベルギーなどの料理をそれぞれ作ってくれて幅広い食文化に触れることができました。私は、友達の中で餅が人気であったり、材料が手に入りやすいという理由から、大福とおにぎりを作りました。みんながおいしい!レシピ教えて!と言いながら完食してくれたことがとても嬉しく心に残っています。また、大半のクラスメイトがこの日を最後にアイルランドを離れるタイミングでもあり、最後にワイワイ話したりミニゲームをしたり楽しい時間を過ごすことができて、とてもいい思い出になっています。

ミャンマーのTea Leaf Saladにハマりました
クリスマスパーティー中のクラスの様子

6.留学生活(後半)の目標を教えてください。

今までは、アイルランド外から来ている留学生対象のクラスにいたため、なかなかアイルランドのローカルな人たちと関わる機会はそう多くなかったので、残りの留学期間の中で現地の学生や学外での繋がりができたらいいな、と考えています。また、二月から新学期が始まり、英語のクラスが終了して学部の授業を受けることになるので、より難しく専門的な授業についていくことも目標です。ここからが正念場だと思うので、自主的に行動することを心掛けて残りの生活を有意義なものにしていきたいです。

友達のお家でクリスマスパーティー
サプライズで誕生日を祝ってくれました!

7.これから留学を考えているみなさんへメッセージ、アドバイスをお願いします!

留学に行く人は「完璧」「英語ペラペラ」「めっちゃ意識高い」。そんな固定概念が私の中にもあり、自分と他人を比べてしまう私は留学に行くことを決心するまでに時間がかかりました。それでもこの機会を逃すと長期留学は難しいかもしれないと考え、思い切って踏み込んでみました。私の場合、到着後徐々に不安が消えていきました。みんなが違うバックグラウンドを持っている環境に身を置いたことで、人と自分を同じ基準で比べる必要はないと気づき、自分自身を前向きに捉えられるようになったからです。
もちろん留学だけが国際関係学部の学びを深めるための手段ではないですし、国際関係学部には海外フィールド・リサーチ、国際キャリア開発リサーチ(CDR)など現地で実践的な経験を積める機会もありますが、海外で長期間「暮らす」ことは、想像以上に刺激が多いです。
今は自分に自信がなくても、自分の決断に確信が持てなくても、行動を起こすことで後から付いてくるものもあると思います。まずは自分の気持ちを大切にしながら、周りの人に話すことから一歩を踏み出してみてください。

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