2025年12月24日、図書館1階ナレッジコモンズ(図書館ホール)にて、第20回 京都産業大学図書館書評大賞表彰式が行われました。
京都産業大学図書館書評大賞は、本学学部学生を対象として、読解力や論理的思考力、表現力の向上を目的に、図書(マンガ・雑誌・写真集を除く)を選び、800字以上1,200字以内の書評を執筆して応募するものです。2025年5月19日から7月17日までの募集期間中に寄せられた110作品の中から、図書館書評大賞選考委員会により大賞1人、優秀賞3人、佳作5人が選ばれ、入賞者へは、大平睦美図書館長から賞状と副賞の図書カードが、また協賛の京都産業大学同窓会、丸善雄松堂株式会社、株式会社紀伊國屋書店から記念品が授与されました。


館長挨拶
大平図書館長からは、創立60周年、そして第20回という節目の年となった今回の図書館書評大賞において110点の応募があったこと、また本学の書評大賞は他大学で開催されている同種のコンテストと比較しても類を見ない規模であり、これはひとえにこれまでに応募した学生や書評大賞の運営に協力いただいた先生方、協賛団体の方々の協力のたまものであるとの謝辞が述べられました。さらに、10学部が1つのキャンパスに集まる本学の特長を活かし、理系・文系の区別なく互いに得意分野の情報を発信・受信できる場として、書評大賞への期待が示されました。
今回の応募作品の傾向として、科学の進歩によって生活が便利になった反面、タイパ(タイムパフォーマンス)やコスパ(コストパフォーマンス)を重視する社会が良い社会なのか、自分とは何か、幸せとは何かを問う作品が多く寄せられたことがあげられ、「タイパやコスパを優先することで人間は幸せになれるのか、幸せとは何なのか」が問いかけられているのではないかとの所感が述べられるました。
入賞者に対しては、インターネットでの検索が容易になった昨今、情報は「知識」ではないこと、情報を「知識」に変えるには読書をすること、そして書くことが重要であることを意識し、今度も「読んで、書く」ことを継続して行ってもらいたいとのエールが送られました。
入賞者挨拶
入賞者からは、大学に入ってから「読んで、書く」という機会が少なく感じていた中、書評大賞を通じて好きな本の魅力を伝えることができた。、一つの作品に対して長く向き合うという経験が自分にとって大きなものとなったといった感想のほか、社会人になっても本を読んで、誰かに自分なりの意見を言えるようになっていきたいとの決意が示されました。