2026年1月、東京・御茶ノ水トライエッジカンファレンスにて開催された「第1回 高等教育DXアワード」において、経営学部の森口 文博助教が「優秀賞」を受賞しました。
本アワードは、SARTRAS(一般社団法人授業目的公衆送信補償金等管理協会)の共通目的基金の助成を受け、デジタル技術・電子書籍の活用と著作権保護の両立をテーマに創設された、日本初の全国規模の取り組みです。当日は、多数の応募の中から選出されたファイナリスト8人による白熱した発表がありました。

実践事例:「教員が意図的に講義から逸脱する効果」
森口助教は、受賞対象となった講義「経営戦略論(全社戦略)」において、「創造的逸脱」という独自の視点を大人数講義に導入し、デジタル技術を用いてその実装を行いました。
大人数が受講する講義では、「学生一人ひとりの理解度や関心を把握し、能動的な参加を促すことが困難である」「学生は受け身になりやすく、学生の反応をリアルタイムで把握することが難しい」といった課題があります。
この課題に対し、森口助教は「講義内容と関連する範囲で学生の関心の高い話題へ意図的に逸脱することで、興味を喚起し、学習意欲を高められるのではないか」という仮説を立て、双方向のリアルタイムアンケートツールを活用し、制限時間付きクイズと大喜利を講義内で実践しました。
本アワードの発表で、森口助教は取り組み内容とその効果について紹介し、「学生の講義内容への関心度が高まり、出席率や満足度の向上につながった」と報告しました。
森口助教の受賞コメント
トップバッターでの発表だったため大変緊張しましたが、楽しみながら取り組んできたことがこのような形で評価され、とても嬉しく思います。
“楽しく学ぶ”という入口を通じて、学生のみなさんに『学ぶことは楽しい』と思ってもらえるよう、今後も工夫を続けていきたいと考えています。

優秀賞を受賞した森口助教(右)