2026.01.27

チェコ留学で広がる学びと成長~国際交流の現場から~

学部の授業以外にも活躍の場を求めて積極的に取り組む学生を紹介する本企画。
今回は、チェコのメトロポリタン大学プラハに交換留学中の、国際関係学部3年次 坂本奈月未さんに話を聞きました。

1.なぜ留学先にメトロポリタン大学プラハを選びましたか?

私がメトロポリタン大学を選んだ理由は、国際関係学の授業が充実していたからです。私は国際関係学を2年間学ぶ中で、宗教・文化・価値観など異なる背景を持つ人々の共生のあり方に興味を持つようになりました。しかし、留学を決めた時点では、卒業論文につながるような明確なテーマはありませんでした。そんな中、メトロポリタン大学には国際関係学部があり、国際政治や経済、地域研究に加え、気候変動、移民、テロなど現代の問題に直結する多様な授業が開講されていることを知りました。自分の関心にあった授業が多く、なおかつ幅広い選択肢がある点に魅力を感じ、メトロポリタン大学を留学先として選びました。

キャンパスの様子
プラハの街並み

2.留学期間のスケジュールを教えてください。

2025年10月6日 プラハ到着
10月9日 オリエンテーション
10月13日 winter semester開始
12月20日~2026年1月4日 winter break
1月16日 winter semester 終了
1月19日~2月21日 exam period*テストが終わった人から休み
2月23日 summer semester開始
プラハに到着した日、buddyが迎えに来てくれました
優しいオンニ
winter break中に行ったブダペスト

3.留学先で履修した授業科目や授業の様子を教えてください。

winter semesterでは、宗教と政治の関係性を中心に、テロ組織や過激派が生まれる背景、その要因、そしてEUの対テロ対策についての授業を履修しました。日本ではあまり触れることのないテロ組織の構造や、どのように過激派をうむのかを学ぶことはとても興味深いものでした。日本の大学の授業と異なる点は、教授の意見に対しても、疑問に思ったことや異なる考えがあれば、すぐに手を挙げて発言していることです。クラスメイトの間でもテロ対策と監視強化の是非についてやニカブとビキニに対して価値観、意見が割れてヒートアップすることもあります。さまざまな国からきた、自分とは異なる価値観をもつ学生と議論をすることで、一つの問題に対して多角的に問題を捉えることができ、新たな視点を得る機会となり、とても刺激的な経験でした。

授業の様子
お昼休みはみんなでチャイラテ

4.留学してから始めたこと(チャレンジしていること)はありますか?

留学に来てからは様々な人の中に飛びこむことと、計画的に過ごすことを意識しています。初めての人ばかりの中に飛び込むことは緊張もするし、めんどくさいと感じることもあります。しかし、たくさんの出会いがある交換留学で何もしないのはもったいないと思い、積極的に参加しています!また、それと同時に、計画性がないと遊びばかりになってしまいます。日本にいるときは、携帯をみてだらけてしまう日もありましたが、大学の毎週の膨大なリーディング課題をこなすには、計画的に取り組むことが必要です。大学の勉強と並行して、自分の興味があることには自分で調べるようにしています。長いようであっという間の留学生活を充実させるため、計画的に行動するように心がけています。

winter break前の最後のdinner!
International lunch! どの国の料理もおいしかったです

5.留学生活(前半)で心に残っているエピソードを教えてください。

チェコのテレジーンにあるユダヤ人強制収容所を訪れたことです。今まで何度もナチスやホロコーストの歴史について学んできましたが、実際にその現場に立つのは初めてでした。建物に足を踏み入れただけで、張り詰めた空気を肌で感じ、頭が重くなる感覚に襲われました。展示されている写真や遺留品からも当時の人々の苦しみや絶望が伝わってきて、文字や映像で学ぶものとは全く異なる、歴史を肌で実感する経験となりました。

とても狭くて暗い空間が広がっていました
犠牲者の記念碑、当時の残酷さを物語っています

6.留学生活(後半)の目標を教えてください。

目標は2つあります。1つ目は、勉強面です。winter semester で学んだことを、卒論につながるようなさらに深く掘り下げて理解していきたいと思います。そして、学んだ知識や考えを根拠をもって発信できるようにしたいです。winter semesterのディスカッションでは、聞かれたことに答えるだけで、説得力をもって伝えることができませんでした。次の学期では、もっと気になること追求していき、授業では堀り下げた議論を積極的に発信していこうと思います。2つ目は、友達の国を訪れることです。チェコにきて、多くの大切な人々に出会う中で、それぞれの国を直接見てみたいという思いが強くなりました。(友達と再開したいという気持ちが一番強いのですが笑)私の友達のほとんどは、winter semesterだけで帰ってしまうので、絶対に行きたいです。

winter semesterで出会った大切な友達
妹のようにかわいがってくれる友達

7.これから留学を考えているみなさんへメッセージ、アドバイスをお願いします!

迷っているならば、絶対行くべきです。私は、長期留学は以前からの憧れでしたが、日本の大学生活も友達に恵まれ、毎日とても楽しいもので、行かなくてもいいかなと思う時もありました。しかし、自分の憧れを捨てていいのか、今の自分の未熟さのまま就職活動に切り替えていいのかという思いが強くなり、留学を選びました。結果として今私はチェコにくることができて本当によかったと思います。様々な国籍や文化を持つ人たちと交流できる留学という経験は本当に貴重だと感じています。また、多くの人に出会いうことで、様々な生き方があることにも気づき、自分は自分なりのやり方で進んでいいということを感じました。留学は準備期間も滞在中も大変なことや、やめたくなる瞬間があるかもしれませんが、それを乗り越えることで得られる経験は大きいものだと思います。一緒に頑張りましょう!!!

クリスマスマーケットはどれもかわいかったです!!