
学部の授業以外にも活躍の場を求めて積極的に取り組む学生を紹介する本企画。
今回は、ポーランドの国立アダム ミツキェヴィチ大学に交換留学中の、国際関係学部3年次 菊川 しずくさんに話を聞きました。
1.なぜ留学先に国立アダム ミツキェヴィチ大学を選びましたか?
留学先を選ぶ際に、「ジェンダー論」を通して、ポーランドで中絶を禁止していると学び、ポーランドに興味を持ちました。ポーランドはアウシュヴィッツ強制収容所があり、共産主義によって支配されていた時代があります。歴史的背景があるからこそ、人権などの問題に積極的に取り組む国なのかと思っていましたが、歴史があるからこそ自国を中心に守り、共産主義時代の支えであったカトリック教会の影響力が強く残る国であると知りました。私は、ポーランドの人権に対する意識は変化しているのかどうか知りたいと思い、ポーランドの国立アダム ミツキェヴィチ大学を留学先として志望しました。実際の授業でも、共産主義時代のポーランドを学ぶ授業もあり、より詳しく学べると思ったからです。


2.留学期間のスケジュールを教えてください。
| 2025年9月28日 | ポズナン空港到着 |
| 10月1日 | Welcome Ceremony |
| 10月2日 | 1st Semester 開始 |
| 12月22日~2026年1月6日 | Winter Break |
| 2月5日 | 1st Semester 終了 |
| 2月6日~2月18日 | Test week |
| 2月19日~2月24日 | Spring Break |

3.留学先で履修した授業科目や授業の様子を教えてください。
Society and Culture in Postcommunist Polandでは、主に共産主義時代のポーランドについて学びました。私が、ポーランドで学びたかったカトリック教とポーランドの結びつきや人工中絶に対するポーランドの考え方などを学ぶことが出来ました。私が履修した授業の中で、この授業は特にディスカッションが中心となる授業でした。授業までに約10ページの論文を読み、それについて議論していくといった授業形式でした。次にThe encounters between East and West in East Asia in the early modern eraの授業は、東アジアがヨーロッパの文化と適応・衝突したことについて学びました。この授業では、主に文化的衝突をした日本と適応できた中国をヨーロッパ目線で学んでいます。特に、私が興味深かった点は、これまで日本がキリスト教を日本に布教できなかったのは日本による迫害の背景があるからだと歴史を通して考えていましたが、ヨーロッパ目線で学ぶと、「日本の文化を尊重せずに異宗教を持ち込んだヨーロッパの行動が善い行いではなかった」という考えだという点です。この授業では、日本のことわざでいう「郷に入っては郷に従え」は宗教を布教するうえでのテクニックの一つだということを学びました。この授業は、テストが口頭質問形式のため少し緊張します。(笑)


4.留学してから始めたこと(チャレンジしていること)はありますか?
一人での旅行です。今は完全に一人で旅行しているわけではありませんが、ルームメイトと私の行きたい場所が違う場合はどちらかに合わせるのではなく、食事の時間に待ち合わせるなど工夫をして旅行しています。一人で過ごす時間は、自分で対応しないといけない困難に合うことが多く、自分の成長に最も適した方法だと感じました。さらに、私は英語学習の一環として、ジブリを英語の吹き替えで見ることに挑戦しています。日本語の「嫌な奴」や「めんどくさい」などの表現を英語でどのように表現するかを知り、実際に活用するようにしています。


5.留学生活(前半)で心に残っているエピソードを教えてください。
ルームメイトとたくさん旅行したことです!私のルームメイトは韓国人で、さらに半年間の交換留学のためいろんな国に旅行が行きたかったみたいで、私とも6か国一緒に旅行をしました。近い国でも文化や価値観が異なるため最初の頃は緊張していましたが、一緒に生活をすることでお互い尊重していくことが出来ました。もともと相手はお姉ちゃん気質で、私は一人暮らしの経験があったため特に言い合いすることもなく順調に暮らしていけました!!私自身、英語がすごく話せるわけでもなかったので、ルームメイトと英語で会話を重ねることで多少なりとも成長していると思います!!マヨネーズを私のベットまで飛ばしたり、ラーメンの辛口評価をしたりなど一緒にいてとても楽しい時間を過ごせました!


6.留学生活(後半)の目標を教えてください。
英語を積極的に話すことと就職活動をおろそかにしない事です。授業では発言を求められることが多いのですが、自分の意見をはっきりと伝えられないことも多かったので、後半の留学生活は前半よりも発言を多くすることを意識していきます。せっかく留学しているので、分からないことをスマホを使って調べるのではなく、人に聞いてみたり、自分なりの表現で表せるようになりたいです。もう少し、欲を出すなら、もっといろんな国の人と関わりたいので、英語以外の国の言語で話していても話しかけてみようと思います。次に就職活動です。留学する前から就職活動の時期と重なることは分かっていました。なので、帰国した時に就職活動で焦らないように、勉強や留学生活を楽しむことだけでなく自分の将来のためにも就職活動も進めていきたいと考えといます。 個人的な小さな目標ですが、オランダとフランスの地方に一人旅行に行くことも目標の一つです。一人旅行は個人的な楽しみですが、一人で挑戦することに意味があると思います。


7.これから留学を考えているみなさんへメッセージ、アドバイスをお願いします!
ポーランドはヨーロッパ内なので、やはりヨーロッパの国同士で集まる傾向が高く、それぞれ母国語で会話しています。アジアの中でも特に数が少ない日本人は心細いですが、授業が始まると話しかけてくれる人も多く、外国人の友達も出来ると思います!その他にも、現地の人はバスの乗車時にキャリーケースを運ぶのを手伝ってくれたり、チケットの使い方を教えてくれたり、寮までの道を教えてくれたり優しい人ばかりです!!個人的にポーランドは、物価も他と比べると生活しやすく、人も比較的穏やかな国なので旅行でも留学でもおすすめです!最後に、留学に挑戦しようか迷っている人は、意外と何とかなります。私自身、就職活動の時期と重なっていたので留学に挑戦するか迷いましたが、実際に来たことで出会えた人や外国だからこその体験などたくさんのことを経験し、留学に挑戦したことを後悔した日はありません。もし留学してみたいなと悩んでいる人は、自分がどこの国で何を学びたいのかを明確にして、英語の勉強から初めてみると良いと思います!!強いていうならば、ヨーロッパに留学する人はお金をためて留学に挑戦することで、留学先だけでなくより広い世界を見ることができると思います!!

