2026.01.22

法学部 岩永ゼミ(労働法)が関西大学・新潟大学との「インターカレッジ労働法討論会」を実施しました

法学部の岩永 昌晃ゼミ(労働法)は、2025年12月20日(土)、関西大学千里山キャンパスにおいて開催された「インターカレッジ労働法討論会」に参加しました。本討論会は、関西大学・植村ゼミ、新潟大学・木南ゼミと合同で実施され、新潟大学とはオンラインで接続するハイブリッド形式での開催となりました。

実践的な法的思考力を養う「クリーンルーム原則」

本討論会は、本格的な労働法の事例問題の検討を通じて、法の解釈適用能力や紛争解決能力を涵養することを目的としています。事例問題は開催の約1ヶ月前に提示され、学生たちは3〜5名のグループで準備を進めました。準備期間中は、教員の助言や生成AIの使用を一切行わず、学生自身の力のみで法的構成を練り上げる「クリーンルーム原則」が採用されています。学生自身の力のみで準備を行うこのプロセスは、まさに主体的な学びの集大成と言える機会です。

現代的かつ複雑な労働紛争に挑む

今年度の課題は、配置転換後の長時間通勤により健康被害が生じた労働者に対し、使用者が「健康への配慮」を理由として転居を命じ、その拒否を理由に解雇するという、実務上も判断の分かれる困難な論点を含むものでした。さらに、労働組合による指名ストライキと使用者によるロックアウト(作業所閉鎖)時の賃金請求権などが交錯する、現代的かつ複雑な事例に取り組みました。当日は、労働者側・使用者側の各グループが7分間の立論報告を行い、続いて14分間の質疑応答(ディベート)を行う形式で進行しました。岩永ゼミからは17名の学生が4チーム(A〜D)に分かれて出場し、3大学計10チームによる熱い議論が展開されました。

他大学との切磋琢磨と今後の展望

審査の結果、岩永ゼミのBチームが全体で4位に入賞するなど健闘を見せました。上位入賞チームとの接戦を通じ、学生たちは他大学の学生の論理構成やプレゼンテーション能力の高さに直に触れ、大きな刺激を受けた様子でした。

参加した学生からは、以下のような感想が寄せられました。
「チームで議論を重ねる中で、教科書の知識がどのように実務で使われるのか、理解が深まった」
「他大学からの鋭い質問に答えられず悔しい思いもしたが、新たな視点に気づかされた」
「法学の学びを実践的に活用する難しさと面白さを実感し、今後の学習へのモチベーションが高まった」

岩永ゼミでは、今回の経験を糧に、労使双方の視点に立ったバランス感覚と、現実の紛争を妥当な解決に導く実践力の修得を目指してさらに活動を続けていきます。