2026.01.15

吉田ゼミが法学部戸田ゼミと合同で国際法模擬裁判を開催!

2025年12月20日(土)、国際関係学部「研究演習II」(担当:吉田曉永助教)の一環として、国際法模擬裁判を本学の戸田五郎教授の法学部ゼミとの合同ゼミという形式で行いました。国際法模擬裁判について知らない方も多くいらっしゃると思うので、簡単に紹介したいと思います。

国際法模擬裁判とは、架空の事例をもとに原告・被告に分かれて、裁判官に自国の主張を展開するものです。この模擬裁判では主張の妥当性や論理展開、国際法に関する理解、裁判官の質問への返答の内容といったことが、審査での加点対象となります。吉田ゼミは、2025年の夏にジャパンカップに初出場し、敢闘賞を受賞したものの、他大学に圧倒的な知識・経験の差を見せつけられ、大変苦い思い出となりました。そのため、今回の国際法模擬裁判ではゼミのメンバー全員、それぞれ集中して取り組み、夏の大会に比べて、ゼミの雰囲気も和気あいあいとしていたように感じました。

ジャパンカップでの敢闘賞

今回の合同ゼミに向けた準備は、夏休みから始まりました。模擬裁判では問題文全体を全員が理解していなければならないため、休暇期間ではありましたが、学生全員で集まり問題文を読み込み、内容を共有する時間を作りました。その後、授業では論点ごとにグループを分け、弁論の内容を深めるための議論を行いました。

模擬裁判では、正解が存在しないことが、魅力であると同時に難しさでもあります。だからこそ、どの事実が国際法に違反しているかなど、原告・被告それぞれの立場から主張を考え、相手の主張に対する反論、その反論に対する再反論をさらに検討するなど、終わりのないものでした。この準備の過程では、関連する国際条約の条文を調べたり、国際司法裁判所の判例を探したりしました。

授業内での議論の様子
授業内での議論の様子

大会直前にはリハーサルを行い、本番で焦らないように全体の流れや自分の持ち時間を把握したり、裁判官からの質問への受け答えを練習したりしました。大会前日には裁判官からの想定質問や裁判官に伝わりやすい表現を予習していました。

大会当日は、吉田ゼミ5チーム(2人1組)、戸田ゼミ3チームが予選で対戦し、それぞれのゼミで最も点数の高いチームが決勝で対戦しました。予選裁判官は、関西圏の大学院生の皆さまに、決勝裁判官は法学部の岩本誠吾教授に務めていただきました。ゼミのメンバーは、当日まで準備してきた自国の主張を裁判官に説明し、想定していなかった質問に対しても、何とか答えることができました。決勝法廷に進んだのは、吉田ゼミから四辻朝日さんと小笹璃王さんのペアで、見事に優勝しました。

最後に、今回の合同ゼミの実施にあたり、戸田ゼミの皆さまをはじめ、この機会をつくってくださった先生方、また裁判官としてご参加いただいた関係者の皆さまに心より感謝申し上げます。皆さまのご協力のおかげで、私たちは大変貴重な学びの機会を得ることができました。

合同ゼミでの決勝法廷後に戸田ゼミとの記念撮影
予選法廷の様子