さる12月8日に「安心・安全な社会」の実現を目的とする社会安全学を考える浦中ゼミで、「鉄道における社会安全」をテーマに、鉄道が抱える社会安全的リスクとその対策について、東海旅客鉄道株式会社(以下JR東海)技術企画部の担当者から説明いただきました。
まず、鉄道は他の交通機関と異なり、一度に大量の旅客を輸送することが可能なため、その安全性についてより要求されること、また、利便性・快適性、さらに収益性も考慮に入れなければならないことについて説明がありました。次に、前述の論点を踏まえて、「JR東海にとっての安全」についてお話しいただきました。JR東海の経営理念、行動指針に触れ、「日本の大動脈と社会基盤の発展に貢献する」という理念のもと、行動指針に安全最優先の行動が示された「安全綱領」が存在し、JR東海の全社員がこれに取り組んでいるとのことです。そして最後に「JR東海の安全に対する取り組み」の具体例をお話しされました。
講義の途中には「鉄道が抱える社会安全的リスクとその対策について」と題してグループワークも行い、学生の視点から様々なリスクとその対策について意見が交わされ、その後、全体を通しての質疑応答が行われました。
参加学生からは、「鉄道会社の安全対策について考えたことがなかったので、乗客を安全に輸送するためには、インフラの安全だけでなく、利便性の確保など幅広い安全対策が存在することが知れた」「JR東海を代表とする鉄道会社への就職を考えていなかったが、お話を聞いて、選択肢の一つになった」などの感想が寄せられました。