2025.12.26

観光文化学PBL2「水引ワークショップ」を開催しました!

12月15日(月)、文化学部専門教育科目「観光文化学PBL2」の受講生による水引ワークショップが開催されました。本企画は、同授業の伝統産業チームが中心となって企画・運営したものであり、平井水引工芸三代目の平井 喜久雄氏にご協力いただき実施されました。また当日は、PBLの課題提供元である京都伝統産業ミュージアム館長の八田 誠治氏にもご参加いただきました。

当日はまず、受講生および平井氏から、水引の概要や歴史、現在の活用事例についての説明がなされました。その後のワークショップでは、結びの基礎となる「あわじ結び」に続き、その応用である「梅結び」の制作に取り組みました。

学部・学科・学年を問わず18人が参加し、多くの参加者にとって初めての水引制作となりました。はじめは水引の扱いに戸惑う様子も見られましたが、試行錯誤を重ねながら、最終的には参加者全員が梅結びを完成させることができました。各参加者は梅結びを二つずつ制作し、一つはストラップとして持ち帰り、もう一つは今後11号館(文化学部)の装飾として活用される予定です。

また、12月19日(金)には、受講生が主体となった水引ワークショップが開催されました。当日は17人が参加し、15日に開催した平井氏によるワークショップで得られた知識や経験を生かして、受講生自身が進行や制作指導を担当しました。参加者は、あわじ結びおよび梅結びの制作に取り組み、完成した作品を通して水引の魅力や伝統技法への理解を深めました。

二日間にわたる本取り組みは、受講生にとって、伝統工芸の魅力を人に伝える立場を経験するとともに、ワークショップの企画・運営を実践的に学ぶ機会となりました。また、参加者にとっても、水引制作を通して伝統技法に触れ、その背景や魅力への理解を深める貴重な体験となりました。

梅結びのストラップ

15日のワークショップの様子

15日のワークショップ終了後の集合写真

平井氏によるレクチャー

19日のワークショップの様子