2025年11月26日、本学で開催されたSHIFTトークイベントに、CROSS OVER AGENCY株式会社代表取締役の三上成文氏(2003年・経営学部卒業)が登壇。「起業とブランディングのリアルを語る」をテーマに、キャリアの選択やAI時代に求められる力について熱く語りました。
三上氏は、大手飲食チェーンや広告代理店での厳しい現場を経て、広報・PRのプロフェッショナルとして独立。「会社を急成長させることが全てではない」と語り、ライフスタイルに合わせて組織を大きくせず、一人社長として価値を発揮する“自分サイズでの独立”という働き方を紹介しました。
講演では、これからの社会で重要になる視点として「AIを使いこなす現場力」と「個人の名前で生きていく力(セルフブランディング)」を強調。「AIに代替される仕事が増える中、自分の名前で信頼を得られる人間になることが重要」と、自身の経験を踏まえ学生たちにメッセージを送りました。
最後に、ビジネスにおける「運」の重要性にも言及。「運は天性のものではなく、レスポンスの速さや時間を守ること、日々の感謝といった『当たり前の積み重ね』から生まれる」という言葉に、学生が熱心に聴き入る姿が印象的でした。


質疑応答では、「自分の強みの見つけ方」「業務委託契約のリスク管理」「AIの活用方法」など多様な質問が寄せられ、三上氏は一つひとつ丁寧に回答。参加した学生からは「縁を大事にする姿勢に惹かれた」「起業はタイミングも大事だ」「起業のハードルが低くなった」といった感想が寄せられ、キャリアや起業について深く考える貴重な機会となりました。

