2025.11.21

「国際キャリア開発リサーチ」履修生による合同成果報告会を開催(11月13日・20日)

11月13日(木)・11月20日(木)に「国際キャリア開発リサーチ(CDR)」の現地インターンシップの成果報告会を実施し、国際関係学部1年次生・2年次生を中心に約275名の学生が参加しました。
国際キャリア開発リサーチ(CDR)とは、海外で民間企業や公的機関、外国政府などと連携し、約2~3週間のインターンシップや課題解決型研究に学生が主体的に取り組む科目です。
報告会では、春学期に実施した国際キャリア開発リサーチA,B,Cの各グループ約15分間で発表を行い、各グループ代表の学生が、参加した約2~3週間のインターンシップおよびその事前・事後学習をとおして得た学びについて発表しました。

発表の様子

科目名

渡航先

概要

国際キャリア開発リサーチA

カンボジア・プノンペン

カンボジアで、商品販売ビジネスの起業体験を行い、事前学習によって得た知識と理論を検証し、経営やマーケティグの実習を行う。マーケティング、商品企画・開発、採用・人事の実務、そして商品販売など、PDCAサイクルを通じて実践的に学びつつ、胆力、実践的語学力、起業家精神を養う。

国際キャリア開発リサーチB

マレーシア・ペナン

東南アジア地域における日本の国際協力現場を訪問し、地域が抱える社会的課題に取り組む。現地コミュニティの課題をグローバルとローカルの文脈で理解し、その解決や新たな可能性に基づく展開を目指した取り組みを検討・提案する。

国際キャリア開発リサーチC1

マレーシア・クアラルンプール近郊

京都企業等の協力を得て、国内ならびに海外の事業所・工場でのインターンシップを組み合わせて行う。東南アジア諸国に事業を展開し、世界で高い市場シェアを有する「経済産業省認定グローバルニッチトップ企業100選」に選定されている、株式会社ナベルのマレーシア支社での生産・営業の就業体験を通じて、グローバル人材への第一歩を踏み出す。

国際キャリア開発リサーチC2

パラオ

外国の公的機関等の現場を体験し地域の課題または国際関係に関する実践的活動に取り組むインターンシップ型の実習プログラム。履修者は、現地の課題をグローバルの文脈とローカルの文脈で理解し、課題の解決や新たな可能性に基づく展開を学習し発信する活動に従事する。

いずれのプログラムにおいても、学内で学んでいる国際関係の理論やスキル等の専門的な学びを土台にし、実際に世界の現場で実践することで課題解決能力や他者との協働をするために必要な調整能力を養うことができました。
受講生どうしがインタビュー形式で発表する等、1・2年次生に興味を持ってもらうための工夫がこらされ、チャレンジしたきっかけや目標、そして現地での経験について写真や動画とともに詳しく語られました。
1年次生の必修科目「海外フィールド・リサーチ」に続き、海外で学ぶモチベーションを高めるにあたり、有意義な報告会となりました。