本学は今年、創立60周年の節目を迎えました。これを記念し、国際関係学部においては、11月15日に卒業生をキャンパスに招き、交流会を開催しました。
当日は、卒業生・在学生・教職員が一堂に会し、学生時代の思い出や社会人としての経験を共有するとともに、互いの近況を報告し合うなど、世代を超えた有意義な交流の場となりました。

イベントは3部で構成され、第1部は卒業生2名に登壇いただき、在学生に向けて現在の職務内容や社会人の立場から学ぶことの大切さ、学生時代の目標や取り組みについて語っていただきました。国際関係学部で学び、社会で活躍されている卒業生の話に、在学生たちは熱心に耳を傾けていました。講演後は、これからチャレンジしたいと考えている目標から企業の成長戦略まで、多岐にわたる質問が出ましたが、ひとつひとつ丁寧に答えていただき、在学生にとってはこれからの進路を考えるにあたり、大変貴重な機会となりました。
第2部では、卒業生3名と教員2名が3つのルームに分かれてトークセッションを行いました。卒業生は勤務先や業界のこと、職場の様子や仕事の内容、業界の違いや共通点等について教員も交えて語り合いました。予定時刻を超過するほど活発に意見交換が行われました。



スチューデントコモンズには交流スペースが設けられ、集まった卒業生のグループに教員と在学生が参加し、在学当時の思い出や時事トピック等について自由に語り合いました。


イベントの最後は参加者全員で食事を楽しみながらの交流会でした。約220名の卒業生・在学生・教員が参加し、第1部・2部に引き続き、皆で交流を楽しみました。


在学生(3年次生)からのコメント
60周年という節目の年に、在学生としてこのようなイベントに参加できたことを大変光栄に思います。イベントでは、卒業生の方と教員によるセッションや、在学生と卒業生との交流の機会が設けられ、とても充実した時間を過ごすことができました。特に現3年次生である私にとって、国際関係学部で学んだことがどのように仕事に生かされているのか、そして卒業生の皆さまがどのような進路に進まれたのかを直接伺えたことは、今後の進路選択を考えるうえで大変貴重な経験となりました。
在学生(2年次生)からのコメント
今回のイベントでは、卒業生の方々から学生時代の経験や、卒業後の歩みについて貴重なお話を伺うことができました。実際に質問したりお話したりする時間もあり、本当に充実した時間でした。先輩方はそれぞれ多彩な道を切り拓かれており、どのお話も素敵でした。「自分の未来もこんなに可能性に満ちているのか」と思うと、自然とワクワクと勇気が湧いてきました。最初は緊張して委縮しそうになりましたが、先輩方は気さくで温かく、私の話や悩みにも親身に聞いてくださいました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。また、お会いしてみたかった方や偶然再会できた方など、多くの素敵な出会いもあり、このイベントは特別な思い出になりました。数年後、もし同じようなイベントがあれば、次は卒業生として参加したいです。そのときには、先輩方のように、胸を張って自分らしく生きる卒業生になれるよう、残りの2年間も全力で挑戦していきたいと思います。改めて、京都産業大学国際関係学部が学生や先生方から愛されていることを強く感じ、その一員であることを嬉しく思いました。
在学生(1年次生)からのコメント
・私は何となくこの学部に入り、何となく授業を受けて、という生活をしていたのですが、今回参加したことでモチベーションが上がりました。
・とても貴重なお話しを聞いて、貴重な体験ができました。グローバル化が進む中、国際関係で学ぶことは強みになることがわかりました。
・今自分がやりたいことや、得意なことなどが曖昧だったので、卒業生の具体的な話を聞けて、自分の将来についてすごく考える機会になりました。

本学創立60周年という記念すべき年に、国際関係学部では卒業生・在学生・教職員のつながりを作るイベントを実施することができました。
今後も、このつながりを大切に、更なる発展を目指していきます。