2025.11.18

「理科教育の未来を拓く」生徒の研究活動を飛躍させる指導法 研究・探究学習と最先端科学を結ぶ研修会を開催 ~研究・探究学習支援とクライオ電子顕微鏡で未来の科学教育を拓く~

京都産業大学生命科学部は、2025年12月13日(土)、理科教育の質向上と次世代科学人材育成を目的とした教員対象研修会を開催します。本研修会は、「教育改革」「探究学習」「先端科学の教育現場への還元」をテーマに、午前は高校生の研究活動支援、午後は最新鋭のクライオ電子顕微鏡を活用した生命科学研究の最前線を紹介します。

【本件のポイント】
■午前:探究学習支援
 横浜サイエンスフロンティア高等学校の中川氏による特別講演を実施します。同校は数々の最優秀賞受賞校の実績を誇り、「生徒自ら考えること」を重視した指導を行っています。今回は「高校生が自らアイデアを見つける探究活動の指導法」をテーマに、研究活動を支援する実践事例を通じて、高校生の想像力を引き出す指導法をご紹介します。高度な設備に頼らない、実現可能な探究型学習の工夫や、教員の指導力向上を図る、教員必見の内容です。

■午後:先端科学の教育現場への還元
私立大学として先駆けて導入した最新鋭のクライオ電子顕微鏡Thermo Fisher Scientific社製「Glacios™ 2 Cryo-TEM」を紹介します。本企画では、教育と研究の融合による新たな学びの可能性を体験いただけます。
生命科学研究の革新と教育への応用について、京都産業大学生命科学部・タンパク質動態研究所の遠藤斗志也教授による講演「クライオ電子顕微鏡と生命科学研究の最前線」を実施、講演後は、本学に導入された最新鋭の施設を見学し、実際の解析装置を間近で、実習を交えて分かりやすく解説します。
創薬や医学分野への応用が進む最先端技術を教育に還元し、実機の見学を通じて理解を深め、理科教育への関心を高め、新たな視点を提供します。

■教育改革の推進、地域連携と次世代育成
京都府私立中学高等学校理科研究会と連携・協力のもと、教育現場に最新の科学的
知見や研究成果を届けることを目的に、本研修会を開催します。本研修会を通じて高校・大学・地域が連携することで、理科教育の質の向上を図るとともに、生徒の科学への関心を高め、次世代の科学人材育成につなげます。

京都産業大学生命科学部 理科教員対象研修会「生徒の活動研究を飛躍させる指導法」
理科教員対象研修会 「クライオ電子顕微鏡と生命科学研究の最前線」「京都産業大学クライオ電子顕微鏡施設の見学」

プレスリリースの詳細は以下をご確認ください。

リリース日:2025.11.18

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