よりよい社会に向けて、企業とともに新たな価値の創造にチャレンジする実践的教育プログラムである産学連携プロジェクト「かちぞうzemi」(※)の中間報告会が京都産業大学にて開催されました。
※一般社団法人そばくりラボ かちぞう企画
今回は、2025年12月7日に開催される最終成果発表会に向け、中間報告会に京都産業大学 経営学部 柴野ゼミ生と森口ゼミ生の4チームが参加し、進捗状況を共有しました。
理論を実践へ:産学連携「かちぞうゼミ」の挑戦
産学連携プロジェクト「かちぞうzemi」は、単なる学生の成果発表会ではありません。現実のビジネスにおける課題を、学生たちが自ら考え、アイデアを出し、解決策を探求します。そして、課題提供企業(※)から直接的かつ厳格なフィードバックを受けることで、学びを飛躍的に深化させる独自の教育プログラムとなっています。
※課題提供企業:IKIGAI WORKS株式会社、株式会社グランディーユ、えむすび株式会社、三嶋商事株式会社
学生が挑む、現代ビジネスのリアルな課題:4チームのプロジェクト紹介
学生たちが取り組んだプロジェクトは、動物性食品を使用しない植物性由来の材料だけで作られたヴィーガンスイーツの市場開拓から、働きがい、医療情報の伝達、そして企業の採用活動に至るまで、そのテーマは多岐にわたります。これらの課題に対し、学生たちの視点と柔軟な発想が求められます。
| チーム | テーマ |
|---|---|
| 柴野ゼミA×株式会社グランディーユ | ヴィーガンスイーツの新たな市場開拓 |
| 森口ゼミA×IKIGAI WORKS株式会社 | 「IKIGAI mandara」で探る、働きがいと社会変革 |
| 柴野ゼミB×三嶋商事株式会社 | YouTubeショートで伝える、腎臓病治療の新たな選択肢 |
| 森口ゼミB×えむすび株式会社 | 「100年後からありがとうと言われる採用活動」の探求 |

柴野ゼミA×株式会社グランディーユの発表

森口ゼミA×IKIGAI WORKS株式会社の発表

柴野ゼミB×三嶋商事株式会社の発表

森口ゼミB×えむすび株式会社の発表
対話が生む成長:企業と教員からの熱意あるフィードバック
発表内容を受けて、中間報告会では、学生の成長を本気で願うからこそ、厳しくも熱いエールを含んだコメントが飛び交いました。その意見に学生たちも刺激を受け、真剣に質疑応答する姿が見られました。自分たちの分析の甘さや視点の偏りに気づき、プロジェクトをより高い次元へと引き上げるための実践的なヒントを得ることができました。


「ごちゃまぜミーティング」による学びの深化
全チームの報告後には「ごちゃまぜミーティング」と称した、より自由な対話の時間が設けられました。ここでは、学生、企業担当者、教員がチームの垣根を越えて混ざり合い、リラックスした雰囲気の中でプロジェクトを多角的に振り返りました。これまで出なかった本音や新たなアイデアが飛び交い、この時間は、参加者全員にとって学びを深化させる貴重な機会となりました。
この中間報告会での濃密な対話とフィードバックは、最終発表会に向けて学生たちが大きく飛躍するための、力強い追い風となりました。


ごちゃまぜミーティングの様子
最終発表会への期待を込めて
今回の中間報告会は、学生たち多くの学びと気づき、課題解決に本気で向き合う企業の熱意、そして学生の挑戦を全力で支える教員の強い思いが融合した1日となりました。フィードバックから得られた学びと気づきを糧に、最終発表会では、よりレベルアップした報告を見せてくれることを期待しています。
