2025.10.20

ミトコンドリアゲノム編集法によりナスの細胞質雄性不稔の原因遺伝子の機能証明に成功

京都産業大学生命科学部 寺地 徹教授らの研究グループは、ナスの細胞質雄性不稔(CMS)の原因遺伝子とされていたミトコンドリア遺伝子 orf218 に対し、mitoTALEN法およびmitoTALECD法を用いたゲノム編集を実施し、雄性不稔性の消失と自殖後代の獲得に成功しました。これにより、orf218 がCMSの原因遺伝子であることが世界で初めて直接的に証明されました。
本成果は、CMSの原因遺伝子を直接的に証明した初の事例であり、今後の育種技術への応用、特に効率的な採種技術の確立や種なしナスの作出などに大きく貢献することが期待されます。
本研究成果は、Physiologia Plantarum(John Wiley & Sons社)に掲載されました。

プレスリリースの詳細は以下をご確認ください。

リリース日:2025.10.20

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