2025年8月26日(火)、アントレプレナーシップ学環設置準備室と「株式会社教育と探求社」と共催で、高校生を対象とした「問い磨きワークショップ『問いジャーニー』」を、学内の共創スペース「Innovation HUB」で実施しました。
本ワークショップは、日常に潜む違和感や関心から自分なりの「問い」を言語化し、対話を通じて深める半日プログラムであり、学外から高校生と、高校の先生方を合わせた約50名の方にご参加いただきました。
当日は、カード型教材を用いて、京都産業大学の広大なキャンパスを、9名の学生ファシリテータと一緒に歩きながら、自分の関心と結びつくテーマを集めました。その後、グループワークやペアインタビューを行い、お互いの考えや感じたことを言葉にしながら、「問い」を段階的にブラッシュアップしました。さらに、本学の文系・理系の教員から専門的なコメントを受けて、多角的な視点に問いを発展させていきました。最後は全体で振り返り、問いを持ち続けることの大切さや、他者との対話を通じて視野の広がりを実感する機会となりました。
参加者からは「日常の中に問いが潜んでいることに気づけた」「他者と考えを共有することで視野が広がった」との声が寄せられ、先生方からも「問いの立て方を段階的に学べ、授業づくりに活かせる」「カードとキャンパス探索の組み合わせが効果的で、楽しく“問いの頭”になれた」と高い評価をいただきました。
本学環は、自らのアイデアを実現するための知識・スキル・自己変革力を備え、起業家精神をもって社会に挑戦できる人材の育成を目的としています。本ワークショップは、その趣旨に沿い、「問い」から始まる学びの連鎖を体験的に築く取り組みです。今後も、体験型・参加型のイベントを展開しながら、身近なことに問いを立て、自分なりの解を探究する学びを広く社会に開いていきます。



