~地域と連携し、交通安全の大切さを市民に呼びかけました~

2025年7月21日(月)~7月30日(水)の京都府警察本部北警察署主催の「夏の交通事故防止府民運動」の期間にあわせ、7月22日(火)イオンモール北大路「やすらぎの庭」にて実施された啓発活動に、京都産業大学 法学部 服部 達也 教授(専門:矯正社会学、少年法)のゼミ生7人が参加しました。
地域の交通安全意識向上を目的としたこの活動では、他大学の学生たちとともに服部ゼミの学生が浴衣姿でうちわやチラシを配布し、交通ルール遵守の重要性を呼びかけました。
本活動の意義
この啓発活動は北警察署を中心に、北交通安全協会、北地域交通安全活動推進委員協議会、京都産業大学など、複数の団体・大学が連携して実施したもので、行政・警察・教育機関が一体となることで、地域全体で交通事故防止に取り組む姿勢を示し、より広い層への啓発効果を期待して実施されました。
服部ゼミは警察官志望の学生が多く在籍するゼミであり、今回の啓発活動は、学生らにとって将来の職業を意識した実践的な学びの場となり、交通安全の重要性を伝える経験は、今後の警察官としての資質向上にもつながったと思われます。
当日は、服部ゼミの学生7名が涼しげな浴衣姿で打ち揃い、イオンモールの買い物客等、老若男女の市民の皆さんに北警察署オリジナルの交通安全うちわやチラシを配布しながら、直接声をかけて交通ルール遵守を促しました。
学生たちの健康的で爽やかな笑顔を伴った浴衣姿での活動は、行き交う市民の皆さんに一服の清涼感を感じてもらうことができ、また親しみやすい雰囲気で幅広い世代に交通安全のメッセージを届けることで、安心・安全なまちづくりに貢献できたようです。
参加した学生の感想
本活動に参加した学生で、本年度、京都府公安委員会から北警察署担当の「警察署協議会委員」に任命されている3年次生の村山 凛さんは「今回北警察署や他大学との交通安全啓発ボランティアに参加させていただき、日常の些細な注意の大切さを実感しました。自分自身と周囲の安全を確保するためにも、日頃から安全への意識を忘れないようにしたいと思いました。」と語りました。
また、本年度の京都府警警察官採用試験に合格した4年次生の松野さんは「将来、白バイ隊員を目指す身として、今回このような活動に参加させていただき大変感謝しております。市民の皆様と直接触れ合いながら交通安全を呼びかけることで、改めて交通事故防止の重要性を実感しました。今後も学びを深め、必ず白バイ隊員として社会に貢献できるように努力していきたいと思います。」と、確定した将来の進路への抱負、決意と絡めて所感を示しました。
2年次生の名本さんは「この活動に参加し、地域の人々と直接関わることで安全意識を伝える大切さを実感しました。実際に声をかけながら啓発することで、自分自身の交通マナーについても改めて考える良い機会になりました。」と話しており、同じく辻さんも「うちわとポスターを配るのがとても緊張したけれど、受け取ってもらえた時はすごく嬉しい気持ちになりました。これからは私も無視せずに受け取って、色んなことに関心を持ちたいと思いました。」と話しました。
本活動に学生が参加した意義
今回の活動を主管された北警察署の西原 さやか 交通課長からは、大学生が活動に参加した意義について「今回、浴衣姿の大学生のみなさんと一緒に啓発を行うことで、住民の方々に親しみやすさを感じていただくことができ、活動の効果が一層大きくなったと考えております。また、警察官を志望する学生の方には警察活動の一端を知っていただくこともできましたし、学生自身の交通安全意識の向上にもつながったと思います。我々も一生懸命に活動する学生らの姿に刺激を受け、よりよい活動を行うことができました。」と、大学生がこのような警察活動に積極的に参画することの意義と期待を語られました。
今後も服部ゼミでは今回不参加であったゼミ生も含め、ゼミの活動ポリシーである「ズボンの尻を汚すことを厭わずに積極的にフィールドワークに取り組む」よう、多いに期待するところです。