2025.08.22

現代社会学部開講科目にて吉川 美代子客員教授(元TBSアナウンサー)が登壇!

吉川美代子客員教授による講演

2025年7月1日(火)3限、現代社会学部専門教育科目「現代社会の諸問題A(以降、諸問題A)」において、吉川美代子客員教授にご講演いただきました。

吉川先生には学部開設の2017年度から春学期・秋学期に1コマずつご講演いただいており、毎回、履修生からも人気を博しています。

学生に問いかけながら講義される様子

今回のテーマは「コミュニケーション」。

アナウンサー時代に担当された講師の経験から「“高い建物”と聞いたとき何階ぐらいの建物を想像するか」という問いに対し、“高さ”に対する受け止め方は人によって違うことを例として挙げながら、「誰に向かって伝えたいことなのか」を考えて言葉を選ぶこと、「人と会って話す」ということは、同じ空気を吸い、声帯を通して発せられた空気の振動を受け止め、「言葉」として理解している。だから面接であれ、首脳外交であれ、“直接会って”行われるのだという話には頷かされました。

「うまく話そう」よりも気持ちを素直に伝えること、短くても良いから自分の意見を伝えること、それが相手からの共感を呼ぶというメッセージは、きっと学生たちの心に届いたことでしょう。

真剣に講義に取り組む学生の様子
講義後、学生からの質問に真摯に対応いただく様子

吉川先生のご講演は、秋学期「現代社会の諸問題B」でも開催予定です。

吉川美代子客員教授

京都産業大学 現代社会学部 客員教授。2017(平成29)年4月就任。

早稲田大学出身。TBS入社後、「JNNニュースコープ」「JNNニュースの森」「みのもんたの朝ズバッ!」をはじめ数々の報道番組でキャスターやコメンテーターとして活躍。TBS解説委員や、アナウンススクール校長なども歴任。2014年定年退職。

コメント

考えること、疑問を持つこと、伝えること、聞くこと。未来の日本を背負う若者に必要な力です。教室では、これらのことを実践し、熱気あふれる授業をしたいと思っています。

現代社会学部専門教育科目「現代社会の諸問題A・B」

『現代社会の諸問題A』(春学期開講)・『現代社会の諸問題B』(秋学期開講)は現代社会に生起するさまざまな諸問題について、その問題に精通する人や現場を知る人の講義を直接受けることにより、受講生各自が社会に対する問題意識を養うことを目的とした講義です。
「地域社会学」「人間社会学」「メディア社会学」「健康スポーツ社会学」に関わる多様なテーマをオムニバス形式で取り上げ、学部所属教員に加えて、各界から招いたゲストスピーカーも授業を担当しています。
※『現代社会の諸問題A』・『現代社会の諸問題B』では講義内容が異なります。