学部の授業以外にも活躍の場を求めて積極的に取り組む学生を紹介する本企画。
今回は、ドイツのパッサウ大学への交換留学を終えた、国際関係学部4年次 林 亜侑海さんに話を聞きました。
1.なぜ留学先にパッサウ大学を選びましたか?
ドイツのパッサウ大学を選んだ理由は、国際政治コースを選択していたなかでヨーロッパの政治に興味を持ったからです。そのなかで、EUというヨーロッパの地域統合体に特に関心を持ち、国家として主権を持つ国がどのようにして地域として協力していくのか実際に現地で学んでみたいと思いました。さらに戦争における虐殺をどのように捉えているのかを、かつて第二次世界大戦で悲惨なユダヤ人虐殺を起こしたドイツという国で学びたかったからです。パッサウ大学はそのなかで外交政策において魅力的な講義がいくつかあったので選択しました。

2.留学期間のスケジュールを教えてください
2024年9月27日 | パッサウ到着 |
10月1日~14日 | オリエンテーション |
10月1日~2025年3月31日 | Winter Semester |
12月23日~2025年1月6日 | 冬休み |
4月1日~9月30日 | Summer Semester |
8月2日 | 帰国 |

3.留学先で履修した授業科目や授業の様子を教えてください
授業で最も心に残っているのはunderstanding foreign policy という授業で、ドイツの対外政策はもちろん、EUとしての対外政策や対外政策に影響を与える理論や主体をさまざまな角度から分析しました。ドイツで国際政治を学びたいと思っていたので、この授業を受けられた事で、ドイツの政治事情を知れた事や、国際情勢の移り変わりが激しい中で、毎週時々ニュースを取り上げて、それについて学生同士で議論できたことが、さらに私自身の学びを深めたと思います。また、この授業で面白かった事は、課題の中間レポートで、映画を見て、それを国際関係学的な視点から分析すると言う課題でした。映画をそのような視点で見たことが初めてだったので、印象的でした。さらに最終課題ではドイツがEUを抜けた事を想定しドイツの対外政策にどのような影響があるかを論じるといったものでしたが、EUの主要国であるドイツの政治をEU脱退後と仮定して分析することがとても難しかったですが、いろいろな情報から自分の中で考えていく力を身に付けることができました。


4.留学期間で心に残っているエピソードを教えてください
留学中は様々な国籍の人たちと話す機会を得られました。その中で冬のクリスマスマーケットの時期にケニアの友達とニュルンベルクのクリスマスマーケットに行った事が最も心に残っています。もともとクリスマスマーケット自体日本でも行ったことがなかったのですが、ドイツの3大クリスマスマーケットと言われるニュルンベルクのクリスマスマーケットは道いっぱいに大きなで店が並んでいたり、広場には大きなクリスマスツリーが飾ってあって、ヨーロッパのクリスマスをとても感じました。ドイツは冬の間は日照時間もとても短く、天気も曇っていることがとても多いので、唯一の楽しみがクリスマスマーケットだったことを覚えています。パッサウのクリスマスマーケットもそうですがイルミネーションのようなものではなく、純粋なで店の明かりであったり、街灯の明かりだけでたくさんの人が集まって、ワインを飲んでいる姿がとてもヨーロッパらしくて印象に残っています。普段ワインを飲む事は無いのですが、このクリスマスに多く振る舞われていたグリューワインはとてもおいしかったです。


5.留学前に立てた目標は、留学中に達成できましたか
留学前に立てた目標の1つとして違いを認識すると言うことが1つでした。ドイツの生活や文化考え方など1つでも多くのことを知り、日本と比較して違うことを知っていく。それを達成するために、週末は大小問わずいろいろな街に出かけました。その中で生活1つとっても多くの違いを見つけることができました。また、念願だったヨーロッパのサッカーの試合を見にいくこともできました。ドイツの対外政策を学ぶと言う点では、イスラエルガザ地区など国際情勢の激しい変化や、留学中に行われた選挙の結果などから様々なことを学び得ることができました。またドイツ留学中に行くことを決めていた、ダッハウ強制収容所にも行くができました。虐殺と言う悲惨なことが起こった場所を実際に訪問して、それを実際目で見て確かめることによってより戦争の恐ろしさを知ることができましたし、国際政治を学ぶ学生の1人として、戦争や虐殺を身近に捉えることができたと思います。



6.今後の抱負や、帰国後新しくチャレンジしていることを教えてください
英語の実力はもちろんのこと、国際関係の分野でも知らないことがたくさんあったので、1つの問題に対してもっともっと選択肢を増やせるような知識を身に付けたいなと思いました。国際関係学の理論1つとってもまだまだ知らないことや、うまく自分の考えを説明できない事がたくさんあったので、もっと知識を増やしたいです。 また、ドイツではドイツ語も少しだけ学んだので、学んだことを忘れないように、そして次ドイツに行く時にもっと話せるように勉強を続けたいです。

7.これから留学を考えている皆さんへメッセージ、アドバイスをお願いします!
留学生活をどのようなものにしたいかはそれぞれだと思いますが、どのような留学になったとしても必ずそれは経験になるし、学びがたくさん得られると思っています。日本の生活だけでは得られないような価値観や考え方、そして多くの経験を得られるのが留学と言う機会です。自分の未熟さや成長に気づけることも大きなメリットだと思っています。大学生活を豊かにするために留学に行くと言うのは1つの手段だと私は考えます。少しでも留学に興味があると言う方は、ぜひ前向きに検討してみて下さい!

