京都産業大学 現代社会学部 鈴木 康久ゼミ(専門:水文化)は、「水がむすび、新たな価値を生み出す社会」をテーマに活動しています。2~4年次生のゼミ生9人が、賀茂川漁業協同組合のご協力のもと、鴨川デルタ周辺にてルアーによるライトスタイルの鮎釣りに挑戦します。体験後には、漁業協同組合とのワークショップを実施し、河川環境の保全と地域漁業の活性化に対する理解を若年層に広めることを目的として、提言を行います。
リリース日:2025.08.20
【本件のポイント】
- 鈴木ゼミは、水文化を通じた地域連携と環境学習に取り組んでいる。2024年には京都府南丹広域振興局等と連携し、「京都丹波あゆの魅力発信シンポジウム」を開催(12月7日開催)するなど、鮎の魅力や地域資源としての可能性をSNSなどを通じて発信している。
- 京都府内の河川では、各漁業協同組合が豊かな河川の恵みを守り育むために、魚の放流や生息環境の保全、釣りのルールづくりなどを通じて、川魚の保護・増殖に取り組んでいる。近年、河川での鮎釣りをはじめとした遊漁者が減少していることから、漁業協同組合の運営継続が困難になりつつあり、河川環境の悪化が懸念されている。
- 鈴木ゼミ生は、賀茂川漁業協同組合の協力を得て、従来の「友釣り」よりも手軽な「ルアー釣り」による鮎釣りを体験する。体験後には別の場を設け、府内の漁業協同組合とのワークショップを実施し、若者の視点から川魚や釣り文化への関心を高める可能性について意見交換を行い、未来の漁場づくりに向けて提言を行う。
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