第15期学生ファシリテータ(以下、学ファシ)は、8月1日に「ふりかえりの集い」を開催し、今期の活動を締めくくりました。およそ80名の学ファシは、約1年間の活動で得た学びや気づきを整理し、自分自身の今後に活かすために今期の活動を振り返りました。
実施概要
日時 | 2025年8月1日(金)9:30~12:30 |
場所 | S301教室(サギタリウス館3階) |
~プログラム~
- 導入・チェックイン
- セッション1:春学期お疲れさまパート~お互いをねぎらい合おう!
- セッション2-1:パネルチャット~個人ワーク編~
- セッション2-2:パネルチャット~フリーディスカッション編~
- チェックアウト
2024年9月にスタートした今期は、まず秋学期にどんな場でも大切にしたいファシリテータとしての基本的な役割や心構え、スキルをグループワーク中心の研修を通して体験的に学びました。今年度の春学期には、初年次生向けキャリア形成支援教育科目「自己発見と大学生活」を主な実践の場とし、1クラス3~4名のチームとなって教員と協働しながら毎回の授業において受講生の主体的な学びをサポートしました。
当日のプログラム前半は、学ファシ同士で「お世話になった」「この人がいたから頑張れた」と思う相手にメッセージカードで、感謝やねぎらいの気持ち、今後のエールなどを送り合いました。
後半はパネル・チャット(全員参加型のファシリテーション手法)形式で、学ファシ一人一人が自身の1年間の活動を振り返りました。まず自身が活動のなかで成長を実感した具体的な出来事、活動を通して学んだことやこれからも大切にしたいこと、気になっている疑問やモヤモヤ、これから実現したいことや探究したいこと、この経験を活かしてどんな自分になりたいか等をワークシートに書き出しました。そして全員のワークシートを壁に掲示し、他の人が書いた内容を見て回りながら付箋を使ってコメントを送り合いました。その後、コメントを送り合った人に会いに行き、各々自由にディスカッションしました。
また、今期は新たな取り組みとして、学ファシ活動を通じた成長やそのプロセスについて専門の職員が調査しました。活動期間中の3時点(研修前・研修後・活動後)で行った調査の結果は、個人ごとに図やグラフを用いて可視化したシートにまとめ、一人一人へフィードバックしました。これにより学ファシは、約1年間の活動を通じた成長やそのプロセスについて、どのような事柄に自信が持てるようになったか等を客観的に捉えることができました。教育支援研究開発センターでは、学生の活動を通じた成長実感や学修成果への効果とそのプロセスについて研究・分析し、学生の成長を多角的にサポートしています。
この「ふりかえりの集い」をもって第15期の活動は終了しました。第16期の活動は9月にスタートします。
今後も学ファシの活躍にご期待ください!
学ファシのコメント(リフレクションレポートより)
■ 学ファシ活動を通じて得たこと、学んだこと、成長したと感じること
- 人に頼る事が苦手で自分の力だけでやり通そうという考え方だったのが、友達と協力して物事を進めていく楽しさを学んだ。
- 学ファシの活動を通した周りを見る姿勢から自分自身を見直すきっかけにもなり、自分らしさとはなんなのか少し掴むことが出来た。
- 受講生や先輩の学ファシと関わったことで、色々な価値観を得ることが出来て、色々な人がいるんだと学ぶことが出来た。前に立つ事に不安を未だに感じるけど、意外と何とかなるという気持ちがより芽生えたと思うし、思い切って行動してみることも大事だとわかった。
学生ファシリテータ(学ファシ)とは
F工房とともに「指導型」から「支援型」の教育環境の実現に向けて活動する学生スタッフです。
例えば、授業やイベント等では、受講生や参加者の安心・安全をつくり、意欲を引き出すために、アイスブレイク(緊張をほぐすためのワーク等)の進行や、互いに本音を話し合える対話のサポートなどを通じて「学生の主体的な学び」を支援します。学ファシ活動は、単位や給与等の発生しないボランティアです。
※ファシリテータとは:グループ活動などがうまく運ぶよう支援する人のことです。
主体的な学びの場づくりはF工房にご相談ください!
学生ファシリテータSNSアカウント【公式】
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学ファシ広報メンバーが学ファシの存在を多くの人に知ってもらえるよう自分たちの活動の様子などを投稿しています。