2025.07.29

台湾・国立屏東科技大学・大学院生、生命科学研究科でのインターンシップ体験

京都産業大学大学院生命科学研究科では、台湾・国立屏東科技大学(National Pingtung University of Science and Technology)より食品科学を専攻する大学院生4名をインターンシップ研修生として受け入れました。4名の研修生は、生命科学分野の研究に触れることを目的として、2025年6月30日から7月30日までの1か月間、大学院生命科学研究科内の4つの研究室に所属し、それぞれのテーマに取り組みました。

インターンシップ大学院生4名と引率のProf.Yu-Kuo Chen

Prof.Yu-Kuo Chenと共に

千葉研究室では,分子生物学の分野において、「細菌における翻訳制御の研究」に取り組みました。レポーターコンストラクトの作製、試験管内翻訳反応、およびウエスタンブロッティングを行い、翻訳調節のメカニズムの解明を目指して研究を進めました。

西野研究室では、ウイルス学分野において、神経ウイルスの感染と診断方法について取り組みました。初代培養神経細胞・グリア細胞の作製、ウイルス感染実験、ウイルス感染による細胞変性効果の判定、蛍光抗体法によるウイルス抗原の検出などを行いました。

潮田研究室では,細胞生物学分野において、小胞体内のレドックス環境がタンパク質折りたたみに与える影響の解明を目的とした研究に取り組みました。哺乳類細胞へのレドックスセンサー導入、蛍光・超解像顕微鏡による小胞体のレドックス状態や微細構造の観察、イメージングデータの定量解析などを行いました。

川根研究室では、細胞生物学分野(細胞死・細胞分裂)において、ショウジョウバエを用いた細胞死および細胞分裂のメカニズム解析に取り組みました。共焦点レーザー顕微鏡を用いたイメージング、画像解析などの技術を用いて研究を進めました。

グローバルコモンズでLINKの学生さんと交流し、大学について紹介してもらいました。

*LINKの学生は、語学力や異文化理解、グローバルな視野を深めるために活動しています。