2025年6月4日(水)、「研究演習Ⅰ・Ⅲ」(担当:植原行洋教授)の一環として、株式会社福井製作所にて研究発表を行いました。
(国際関係学部3年次 橋本 菜々聖)
5月14日(水)に同社を訪問した際に、「グローバルな視点でエネルギービジネスを探求しよう」という課題が提示されました。課題を頂いてからの三週間、私たちは6グループに分かれて発表の準備に取り組みました。
初回の訪問時に頂いたたくさんの情報を整理し、どういった切り口で探求するかということは想像以上に難しく、各グループとも議論に議論を重ね、時間をかけて発表資料を作りました。また、各グループのテーマを学生同士でも事前には共有せず、発表当日に互いのプレゼンテーションテーマを初めて知ったため、新鮮な思いや新たな発見を得ながら発表を聞くことが出来ました。各グループの発表はたとえ同じようなテーマであっても切り口が異なり、個性に溢れていました。


各グループ15分間の発表を行い、終了後には福井製作所の社員の方々からご丁寧な感想や鋭い質問、ご指摘を頂きました。各グループとも限られた知識ではありましたが、頂いた質問に精一杯回答をしました。私が所属したグループはアンモニア燃料テーマにし、「アンモニアのカーボンニュートラルへの貢献の可能性はどのくらいあるのか」という切り口で探究しました。探究する中で、環境にやさしいといわれる燃料にも多くの課題が残されており、既存のエネルギーと協調を図っていかなければならないという、これまでの自分にはない視点で学ぶことができました。

企業研究の期間も含めると一か月半の間、エネルギーや福井製作所の安全弁について徹底的に考え、グループメンバーと夜が明けるまで議論してきました。そして、同社の経営陣の前で発表できた経験は大変貴重なものとなりました。これまで触れたことのなかったエネルギー産業のことや日本を代表するグローバルニッチトップ企業の福井製作所の戦略ノウハウを学ぶことが出来ました。
お忙しい中、我々にこのような機会を与えてくれました福井製作所の皆様に、この場を借りて御礼申し上げます。
<福井製作所のWEBサイト>
https://www.fkis.co.jp/