京都産業大学経営学部では、他大学と合同で演習を実施するゼミが複数あり、大学間の交流を通じた学びの機会を設けています。京都産業大学 経営学部 森口 文博ゼミと大阪経済大学 経営学部 船越 多枝ゼミ、龍谷大学 経営学部 太田 侑樹ゼミの3ゼミ合計15人が合同で、「ヤンマーシナジースクエア(YANMAR SYNERGY SQUARE)」※を訪問しました。本来、一般公開はされていない施設ですが、特別に見学をさせて頂き、森口ゼミの3年次生が参加しました。インターンシップなど就職活動を意識し始める学年であるため、企業訪問は貴重な経験になりました。
※ヤンマーグループが兵庫県尼崎市に設立したグローバルCS(カスタマーサティスファクション)拠点。2020年10月にオープンし、ヤンマーのアフターセールスの中核を担う施設として機能している。
ヤンマーの事業を知る
スクエア内に本社を構えるヤンマーエネルギーシステム株式会社 人事部人材開発グループの大矢 智史氏より、ヤンマーグループ全体の事業概要、ヤンマーエネルギーシステム株式会社のビジネス紹介がありました。
特に、ヤンマーエネルギーシステムが手がける大型発電機や空調機といった、日常生活ではあまり目にすることのない大規模なシステムについての説明に、学生たちは真剣な表情でメモを取りながら耳を傾けていました。質疑応答の時間には、事業内容に加え、採用やインターンシップに関する質問も多く寄せられました。
施設内の見学
続いて、サービス展示エリアとリモートサポートセンターを見学しました。サービス展示エリアでは、ヤンマーグループの歴史や、創業者・山岡 孫吉氏の起業家精神に触れました。リモートサポートセンターでは、遠隔監視や故障予知など、最先端のICTを活用したサポート体制について学びました。ここでも質疑応答の時間が設けられ、学生に加え、引率した3大学の教員からも積極的な質問がなされました。
見学の最後には、ヤンマーエネルギーシステム株式会社 人事部 部長の高柴 健一氏より、「学校で学ぶことには答えがありますが、仕事では答えを創ることが求められます。答えを創ることができる人材とぜひ一緒に働きたいですし、学生の皆さんにも、ヤンマーで働きたいと思ってもらえると嬉しいです」と温かいメッセージをいただきました。
ゼミ合同の懇親会
訪問後には、3ゼミ合同で懇親会を実施しました。最初は他大学の学生同士ということもあり緊張した様子でしたが、すぐに打ち解け、教員も交えて親交を深めることができました。森口ゼミ・太田ゼミ・船越ゼミは、秋にも合同ゼミを予定しており、学生たちは再会を楽しみにしている様子でした。