2025.01.31

令和6年度「法政策基礎リサーチ」の合同発表会を開催しました!

「法政策基礎リサーチ」(法政策学科1年次秋学期配当科目)の総まとめとして、クラス合同発表会が2025年1月8日(水)の午後、大教室棟各教室において開催され、全32チームが参加しました。

5つのクラスの合同発表会で行われたのは、「ポスターセッション」とよばれる発表方式です。
受講生のうちの半分が自分の班のポスターの前に立ち、現代日本のさまざまな社会問題について調査した現状と分析、そして政策提言について発表をします。残り半分の受講生やスチューデント・アシスタント(=SA、受講生を支援する先輩学生)が、ポスター発表を聞いて質問・審査をします。これを交代で合計8ターン繰り返すことで、発表と審査の両方を体験することができ、さらに自分が所属するクラス以外の発表にも触れることができます。

休憩も挟みつつおよそ3時間のあいだ、熱のこもった発表と質疑応答の声が会場のあちこちで響き渡りました。

表彰式では、「京都産業大学学生が闇バイトに応募しないために」をテーマに立案して最優秀賞を受賞した「朴クラス1班」の他、最多得票賞、クラス優秀賞、SA賞、教員特別賞などの受賞チームに表彰状が授与され、盛況のうちに発表会は終了しました。

おもな発表テーマ

「京都産業大学学生が闇バイトに応募しないために」
「フードロス」
「INFORMATIO★REVOLUTION ~観光と防災の情報提供に革命を起こすアプリ開発~」
「避難所における運動不足を解消しよう!」
「嵐山のゴミ問題を解決する」

参加した受講生の感想

  • 合同発表会で他の班の発表を鑑賞し、日本の様々な問題に関心を持てるようになった。また発表の仕方や、重要な部分の魅せかたを学ぶことができたと感じている。
  • 事前におこなったクラス発表の際に出た質問や疑問点をふまえて対策をし、合同発表会に臨んだが、当日に新たな視点での質問も寄せられそういう考え方もあるのかと勉強になった。どの発表も面白く、もっと知りたい!と思えるような発表ばかりで、とても有意義な3時間だった。
  • 他のクラスの人に聞いてもらうことが初めてだったので緊張してしまったが、聞いている人が相槌を打ってくれたことで少し安心できたので、自分が他の班の発表を聞くときも意識して相槌を打つようにした。他の班の発表を聞き、良いと感じたところを自分たちの発表に取り入れ、発表する度により良いものになっていると実感できた。
  • 私たちの班は優秀賞をとることができ、とても達成感を得られた。自分の言葉で何度も多くの人に発表することにより、政策への想いが強くなり、いつか本当に自分で政策を立案できるような人になりたいと思った。この合同発表でプレゼンテーション能力、対応力、思考力を磨くことが出来たのではないかと思う。
  • 今回のポスターセッションに参加し、人に伝える力が身につきとてもいい経験になった。自分の考えを相手に理解してもらうことは、社会に出て行く上で求められる力の一つであり、個人だとなかなか身につけることができないスキルなので、とてもプラスになったと思う。
  • どの班もクオリティがとても高いと感じた。適所に配置された写真により理解しやすいスライドになっていたり、政策実施の前後を比較できるグラフがあったりと、分かりやすさが追求されていてとても感動した。また合同発表会を通して、アドリブ力が鍛えられたと感じた。想定していなかった質問にも臨機応変に対応できたので、今後の自信に繋げていきたい。

「法政策基礎リサーチ」について

政策を学ぶための導入科目として法政策学科1年次生が受講できるアクティブ・ラーニング形式の科目で、政策に関する基礎知識をレクチャーすることを通じて理解するとともに、グループ学習によって調査・分析する力、対策案をデザインする力、コミュニケーションをとる力を習得します。
問題を解決してより良い状況を作り出す「変革者(Change Maker)」となるための、基礎的な能力を身につける科目です。1つのクラスに対して、5~8名ほどのSA(スチューデント・アシスタント)が受講生の学習を支援するのも大きな特徴です。