多くの犠牲者を出したガザ地区とイスラエルの戦争ですが、トランプ米国大統領が2月6日、パレスチナのガザ地区を米国が所有・再建し、住民は他国に再定住させると発言しました。民族浄化とも取れる今回の発言に対して、国連や欧州諸国のみならず、米国と友好な関係を築いている中東諸国の指導者からも批判的発言が見られました。今回は、トランプ氏の発言により発生した地域的波紋について考えてみましょう。