江國が籍を置く外国語学部では、“強固な語学力を身に付ける”を合言葉に、実践的な語学に触れるプログラムが多数ある。外国語でのディスカッションや、メディアを通しての研究などがある中で、江國がとくに印象に残ったというのが「海外実習」だ。
「スペインの北にあるログローニョという街が留学先でした。現地の大学でスペイン語を学びながら、ホストファミリーと街へ出掛けたり、生活の中にある“生のスペイン語”を全身に浴びることができました。留学期間が3週間と決まっていたので、1分1秒も無駄な時間は過ごせません。目をつぶると、濃密だった時間を今でも思い出します」。
帰国後は、「長期留学」で再びスペインへ向かうため、さらなるステップアップを目指しているという。
また、江國はスペイン語だけでなく「特別英語」にも参加することで、学びの幅を広げている。アメリカのミュージックビデオから見て取れる文化や表現方法を、ネイティブスピーカーの教員と共に分析して英語でディスカッションを行う。多種多様なプログラムから自分の目標に合わせた環境で、異文化交流と学びを実現できることが外国語学部の魅力である。
「海外の友達と話していると、ボーイフレンドかガールフレンドはいるの?ってためらいもなく聞かれたりするんです。日本人同士では味わえない異なった価値観を日々感じています。同じ地球に生きている人間でもこれだけ違うんだと知り、人の個性を面白く感じられるようになったのも大切な学びの1つです」。
※掲載内容は取材当時のものです。