導入・接続教育科目群

自己発見と大学生活

大学生活を"Away(新たな環境)"から
"Home(安心して自分から周囲に働きかける場・自己表現し合える場)"へ!

大学が自分の居場所であることを実感する

対象年次 1年次
開講 春学期

「大学生活をどう過ごすか」「将来何がしたいのか」を先輩や仲間とともに考える授業です。グループワークを中心とした授業の中で、自分が望む将来像を描き、それに向けた学生生活の目標を見つけ出します。毎年新入生の内、約2,000人が受講し、学部を超えて、交流する機会にもなります。 授業には、学生ファシリテータも参加し、新入生の学修をサポートします。

授業中に人前で話す力をつける

学部横断の参加型授業

30クラス約2,000人が履修する本科目の特長は、全10学部混合のクラス編成である点と、受講生を主役としたグループワーク中心の参加型授業形態にあります。授業の中で他学部の学生と交流の機会が持てるのは、1キャンパス総合大学である本学の大きなメリットと言えます。他学部の学生の多様な価値観や考え方に触れることで、学生個々の価値観が広がることが期待されます。また、グループワーク等のアクティブ・ラーニングを体験する中で、様々なコミュニケーションスタイルを学び、そのスキルを身につけることもできます。

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Column受講生の声

受け身から主体的な姿勢の大切さを学びました

経営学部 マネジメント学科 1年次生
壹崎 晃心 さん

「自己発見と大学生活」はグループワークが多く、当初は受け身の自分にとってハードルが高いのでは、と思っていましたが、自分から積極的に声を掛けたり話をすることで、意外と相手と話せることが分かりました。この授業を通じて、グループワークに積極的に参加することができ、他の授業でも自分から話しかけることができるようになり、主体的な姿勢が伸びたと実感しています。この授業で培った主体的な姿勢を学生生活に活かしていきたいです。

※掲載内容は取材当時のものです。

社会人ゲストのような社会人になりたいと思った

法学部 法律学科 1年次生
三成 敢太さん

私は将来、消防士になるのが夢ですが、当初は大学生活で忙しく、将来の目標が薄れていましたが、授業で社会人ゲストの姿や話を聞いて、カッコいいと思いました。そのおかげで「消防士になる」という夢を再認識することができました。「自己発見と大学生活」は社会人ゲストの話だけではなく、グループワーク、ポスター発表、個人スピーチ等を行うため、色々な経験をすることができたのが有意義でした。

※掲載内容は取材当時のものです。

挑戦することの大切さを学びました

外国語学部 英語学科 1年次生
中野 深桜 さん

授業のグループワークで、私の第一印象が「大人しそう」と言われたことをこれまで言われたことがなく、私は他者からそう見られているんだ、と知ることができました。ポスター発表に向けたグループワークでは、得意である「意見を出す」ことに注力し、逆に苦手な資料は他のメンバーに頼りましたが、これからは苦手なことにも挑戦しなければいけないと感じました。また、この授業を通じて、在学中に留学を挑戦したい気持ちがより明確になりました。

※掲載内容は取材当時のものです。

他者と話すことで自分の価値観を確立できた

生命科学部 先端生命科学科 1年次生
森田 朋果さん

「自己発見と大学生活」は多様な学生が履修する授業であり、他者の価値観に触れたり、知ることで、自分の価値観を確立することができると思い履修しました。他の受講生が何を思っているのか、何を大切にしているのかを聞くことで、自分の意外な部分も知ることができ、他者の価値観を理解することで自分の考え方が深まると感じました。授業では自分から積極的に話し掛ける大切さを学んだため、今後は他者の色々な価値観を知ることで、自分が大学生活で何をしたいのかを考えていきたいと思います。

※掲載内容は取材当時のものです。

学生ファシリテータとの協働・授業展開

グループによる問題解決やアイディア創造などを促進したり、時には舵取りすることをファシリテーションといいます。京都産業大学では、教育支援研究開発センター「F工房」を拠点にファシリテーションを活かした授業改善を進めており、授業や各学部で開催される新入生対象の入学前オリエンテーションプログラムでファシリテータを務める学生ファシリテータを養成しています。
このように事前研修を受けた学生ファシリテータが「自己発見と大学生活」でも活躍してくれています。

自己発見と大学生活:初年次教養教育のためのワークブック

本書は、新入生の内、約2,000人が受講しているキャリア形成支援教育科目「自己発見と大学生活」にて、2017年度より教科書として使用しています。アカデミックスキル(プレゼンテーション、ディスカッション、調査方法等)の修得を意識しながら、「自分の方針」を表現し合い、問いかけ、楽しみつつ学ぶ機会を提供する初年次教育のテキストとなっており、「自分の人生の方針を自らに問いかけ続け、生きる一人の人間」としての自覚を初年次生に促していることが特徴です。

編著・著者(所属役職は出版時)

編著:
中沢 正江(なかざわ まさえ)
京都産業大学共通教育推進機構准教授

著者:
鬼塚 哲郎(おにつか てつろう)
京都産業大学名誉教授
川出 健一(かわで けんいち)
大学非常勤講師など
松尾 智晶(まつお ちあき)
京都産業大学共通教育推進機構准教授
宮木 一平(みやき いっぺい)
京都産業大学現代社会学部教授



登録情報

タイトル:
自己発見と大学生活~初年次教育のためのワークブック~(第2版)

出版社:
ナカニシヤ出版(2025/3/20)

ISBN:
978-4-7795-1786-0

ファシリテーション入門

ファシリテーションを学び、
実践を通して、スキルを修得する!

対象年次 1年次~2年次
開講時期 秋学期

私たちの社会は、これからを予測することが難しく、今までの経験だけで解決することができない問題が山積しています。このような社会では、一部の専門家だけで解決することができず、個人の知識や意欲を引き出し、組織や集団などの力へ繋げるスキルが求められています。
ファシリテーションとは、組織や集団、コミュニティなどの場において、集団での問題解決、アイデア創造、合意形成、創意ある学習、変革、自己表現と成長など、あらゆる知識創造活動を支援・促進していく活動のことを指します。
本授業では、少人数でのグループワークを通して、ファシリテーションに必要な高度な能力開発・組織開発のための態度とスキルの修得を目指します。

キャリア・Re-デザイン

大学生活や将来に対するモチベーションを再発見

対象年次 1年次~4年次
開講時期 春学期・秋学期
※1年次は秋学期から履修可

「大規模授業が多く、友達がなかなか出来ないので、大学に居場所がないと 感じる時がある」「人見知りの自分を何とかしたいが、行動に移せない」「とりあえず大学に入学したので、勉強する意欲が湧かない」「大学に来る気が持 てない」等、このような気持ちになったことはありませんか。この科目は、このような状態にある学生を主な対象に、大学生活や、その後の将来に対するモチベーションの再発見を目的に開講しています。

グループワーク型の授業を徹底し、また、学年や学部、立場を越えてさまざま な人たちと関係を築きながら多様な価値観に触れることができます。その上で、 自身をじっくりと見つめなおし、次の一歩を踏み出すことを支援します。

授業には、学外の研修所での合宿プログラムが組み込まれており、普段のキャンパス内とは異なる環境下に身を置くことで、自己開示が促されます。