アイデアをカタチに編

ラブリーみつばちフロート

らぶりーみつばちフロート

生命科学部2年次 森田 玲加さん / 法学部2年次 宮浦 由奈さん

「みつばち同好会BoooN!!!」と「蜂蜜専門店ミールミィ」のコラボレーション!京都産業大学で採れた蜂蜜を使用しているのが美味しさの秘密です。

「おいしい」「かわいい」「夏らしい」ドリンク

学内で採取した蜂蜜を使った産学連携プロジェクトで「暑い季節にぴったりの、見た目も味も楽しめる蜂蜜スイーツ」を作りたいと考えたのが、このフロートドリンク開発のきっかけでした。蜂蜜の優しい甘さを生かしながら、濃厚なアイスクリームやみつばちに見立てた鈴カステラ、巣をモチーフにしたチョコレートをトッピング。ターゲットである若い女性が「映える」写真を撮りたくなるよう、ラベルの色まで徹底的にこだわりました。こうして、味・見た目・季節感の三拍子がそろったドリンクが完成したのです!

より多くの方に楽しんでもらうために

炭酸や紅茶を苦手な方も楽しめるよう、ハニーレモンソーダとハニーオレンジティーの2種類を用意。蜂蜜をかけ放題にすることで、甘さを調節いただけるようにしました。さらに、商品開発だけでなく、どのように情報を届けるのか、という宣伝方法にもこだわりました。写真映えするメニューと相性の良いInstagramをメインツールに選び、写真の撮り方や投稿のタイミング、ハッシュタグを工夫して情報を発信。その結果、多くのお客さまに来ていただくことができました。「かわいい!」「おいしい!」という声をいただいたり、写真を撮ってもらえたりした時、私たちのこだわりが伝わったことに大きな喜びを感じました。

ジュエリーケース

情報理工学部2年次 フェリシア アイヴィーさん

「デジタルファブリケーション」という授業で、3Dプリンターやレーザーカッターを使ったものづくりに挑戦!大切な小物をしっかりと格納する仕組みにこだわりました。

ジュエリーケース

「安心」をうむ故郷の知恵

授業の最終課題である「自分に必要だと思うもの、欲しいもの」というテーマで制作したのが、このジュエリーケースです。私はおしゃれが好きでジュエリーを愛用しているのですが、長時間つけていると疲れることがあります。そこで、旅先などでジュエリーを外した際に、安心して保管できるケースを作ろうと考えました。一番こだわったのは、ふたの特殊な仕組み。閉めるのは簡単ですが、開けるときには「ギュッと力を入れて回す」という操作が必要です。先生から「大切なジュエリーを落とさない工夫は?」と問われたことをきっかけに、出身国インドネシアで一般的に用いられている、子どもの薬の誤飲を防ぐ容器の仕組みを応用しました。

「思ったままをカタチに」する面白さ

最も苦労したのは、意外にもふたの複雑な仕組みではなく、内側にある回転軸でした。部品が小さすぎると3Dプリンターでの出力時に壊れやすく、大きくしすぎると収納スペースが狭くなってしまいます。このバランスを取るのが難しく、試行錯誤を重ねました。苦労の末、思い描いた通りのジュエリーケースが完成した時は、とてもうれしかったです。3Dプリンターの最大の魅力は、頭の中のアイデアをそのまま具現化できること。特殊な形状でも、アイデアさえあればカタチにできる点に、魅力を感じています。

リアカーを改造して作った屋台

リヤカーを改造して作った屋台

情報理工学部4年次 岩田 快道さん / 武藤 太央さん

ホットサンドや喫茶、飲み物などを売る屋台「微小夜行電灯」を運営中!夜な夜な虫たちが自然に集まってくる灯りのように、ふらっと立ち寄ってもらえる場所を目指して活動しています。

知識ゼロから掴んだ、屋台の営業許可

イノベーションセンター主催のビジネスプランコンテストなどに積極的に取り組む中で、のんびり本を読みながらできるビジネスはないかと模索し、思いついたのが「屋台の運営」でした。思い切ってリアカーを購入したものの、二人とも自動車の運転免許証を持っていないため、木材をバスや徒歩で1時間かけて大学まで運び、手探りで屋台に改造。その後に待ち構えていたのは、最大の難関。営業許可の取得でした。衛生基準は特に厳しく、メニューの調理方法も度々指摘を受けましたが、根気強く改善を続け、営業の許可をいただきました。

屋台でうまれる新しいつながり

屋台の魅力は、いろいろな場所に出展し、新たな人との交流がうまれる点です。夜の灯りに惹かれて偶然立ち寄ったお客さんとの会話やつながりを大切にしています。お薦めメニューは、コーヒーにもお酒にも合う「燻製鴨肉ホットサンド」。何よりもうれしかったのは、「おいしかった」とリピートしてくれるお客さんができたことです。経験も知識もない中で始めた活動が受け入れてもらえた達成感はひとしおでした。さらに、僕たちの活動を見て「自分も挑戦したい」と言ってくれる方もいて、これまで以上にやりがいを感じています。