私たちが経済活動を営む現代の経済社会は、グローバルなものからローカルなものまで様々な問題に直面しており、その構造も多様化・複雑化しています。このような状況においては、大学を卒業後に仕事の現場において具体的な問題に触れることで、より専門的な学修の必要性を感じ、改めて大学で学び直したいと感じる方は数多くおられることでしょう。このような社会のニーズに応えるために、経済学研究科（通信教育課程）は実社会での経験を有する社会人が働きながら学べる機会を提供し、これまでの経験を活かした研究を深めることにより高度な専門職業人を育成することを目的としています。

経済学研究科（通信教育課程）では、国内外を問わず官公庁や企業経営者あるいは自営業など様々な経歴をもつ方々が大学院生として日々研究に励んでいます。また、研究のアプローチも、理論的・計量的な分析から歴史学的な方法による分析まで多種多様です。本研究科の大学院生が、これまでの実務経験を活かした専門的な研究を通じて、より高度な職業能力を身につけ、今後実社会でさらに活躍されることを期待しています。

大学院 経済学研究科（通信教育課程）長
加茂 知幸