研究科長メッセージ

言語に関わる諸領域の深い探求を!

大学院 外国語学研究科長 今西 利之

現代社会では、国境を越える人の移動、国内外での言語や文化的背景が異なる人々との協働が日常化し、それらに対応するための新たな価値の共創が強く求められています。人工知能(AI/Artificial Intelligence)を用いた機械翻訳(MT/Machine Translation)技術の発達は「言語の壁」を低くしてくれますが、コミュニケーション、情報伝達等で不可欠である「意味の構築」には、言語、及びその基盤となる文化・社会・思想・歴史への深い理解とそれを可能とする専門的な分析能力が欠かせません。
京都産業大学外国語学研究科には、英米語学専攻・中国語学専攻・言語学専攻の三専攻が設けられています。
英米語学専攻では、英語教員あるいは言語学とその関連領域の専門知識を活かした仕事に就くことを目指す人のために、英語教育学、言語学、そして英文学や英語圏文化まで、多彩な科目を開講しています。
中国語学専攻では、中国語学の体系的知識に基づき東アジアの言語文化を深く考察し、この分野の専門知識を生かした仕事に就くことを目指す人のための多彩な科目を開講しています。 言語学専攻では、さまざまな個別言語の音韻、文法、意味等の考究、人間言語に共通の理論や原理の探求、言語資料を駆使して「文化」を深める文献研究等を行います。また、日本語学や日本語教育の研究、日本語・他言語の対照研究等も行います。
いずれの専攻においても、それぞれの学生に合わせて、さまざまな分野の多彩な指導陣が研究をサポートし、キャリア形成の基盤となる修士論文(または課題研究報告書)の執筆を行います。

大学院 外国語学研究科長 今西 利之

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