横山 謙

YOKOYAMA KEN
生命科学部 先端生命科学科 教授
学位
理学博士
専門分野
生化学、構造生物学、生物物理学、細胞生物学

研究テーマ

生体エネルギー学、ATPシステム学、生体膜エネルギー変換

高校生に向けた研究内容の紹介

生命の維持にはエネルギーが必要です。生命がエネルギー作り出す仕組みを研究するのが、生体エネルギー学 (Bioenergetics) です。私達は、生体エネルギーに関係するタンパク質について、クライオ電子顕微鏡を使ったミクロの視点で研究しています。私達が対象とするタンパク質の多くは薬の標的にもなっており、それらの仕組みや形がわかれば新しい抗癌剤や精神疾患の治療に役立つ薬の開発に繋がります。

ゼミナール/研究室のテーマ


ATPシステムの機能・構造生物学

すべての生命がエネルギー源として使うATPは、細胞外に 出てシグナル物質としても働きます。ATPを作る、使う、通す、 感じる膜タンパク質の機能や構造を明らかにし、ATPが関 わる生命現象を分子レベル、時には個体レベルで探ります。

ゼミ/卒業研究の紹介

多くの学生がタンパク質の構造解析を行っています。タンパク質の働きを理解するにはその形を知ることが必要であり、最先端のクライオ電子顕微鏡を使ってタンパク質の形を決めています。そのような形の情報は薬を設計するのに役立ちます。そのため製薬会社との共同研究も進めています。

プロフィール

愛知県名古屋市で生まれました。大学、大学院と県外過ごしましたが、未だに名古屋の食べ物は好きです。学生のころは息抜きに海に行ったり山にいったりしました。最近は家でのんびり本を読んだりしています。人と同じことをやるのが好きではないので、とにかく他の人がやらないことをやるようにしています。後、インターネットの進歩がすごいので、情報弱者にならないよう頑張っています。スマホ検索もやってますが若い人にはかないません。

高校生へのメッセージ

自分はあまり充実した高校生時代を送ることができませんでしたが、皆さんは全力で高校生活を楽しんでください。もちろん、勉強や受験も全力でやる必要があります。忙しいですが、悔いのない時間を過ごしてください。研究は色々大変なことも多いですが、他の大学の研究者との交流もあり、海外に行く機会もあるので楽しくやりがいのある仕事です。是非研究室にきて一緒に研究を楽しみましょう。