教員紹介木村 成介
研究テーマ・内容
環境に応じて葉の形を変化させる植物ロリッパアクアティカを用いた植物の表現型可塑性の研究
動くことができない植物は、生育環境に応じて姿を大きく変えることで環境変化に対応することがあります。生物が周囲の環境に応じてその表現型を変化させることを表現型可塑性といい、生物の環境への適応に重要な役割を果たしています。アブラナ科に属する水陸両生植物のロリッパアクアティカ(Rorippa aquatica)は、生育する環境に依存して葉の形態を変化させ、空気中では楕円形の葉を発生する一方、水中では葉身が針状になったギザギザの葉を発生します。また空気中でも温度を変化させると葉の形態が大きく変化します。このような葉の形態の変化(表現型可塑性)は、光条件や水の抵抗などの環境に適応するために役に立っていると考えられていますが、どのような仕組みで葉の形を変化させているのかについてはほとんどわかっていません。私達はゲノム解析やトランスクリプトーム解析を駆使して、ロリッパアクアティカが環境にどのように応答して葉の形を変化させているかを明らかにすることを目指して研究をすすめています。
また、サイエンスコミュニケーションや理科教育、キャリア形成支援教育に関する研究や実践もおこなっています。
動くことができない植物は、生育環境に応じて姿を大きく変えることで環境変化に対応することがあります。生物が周囲の環境に応じてその表現型を変化させることを表現型可塑性といい、生物の環境への適応に重要な役割を果たしています。アブラナ科に属する水陸両生植物のロリッパアクアティカ(Rorippa aquatica)は、生育する環境に依存して葉の形態を変化させ、空気中では楕円形の葉を発生する一方、水中では葉身が針状になったギザギザの葉を発生します。また空気中でも温度を変化させると葉の形態が大きく変化します。このような葉の形態の変化(表現型可塑性)は、光条件や水の抵抗などの環境に適応するために役に立っていると考えられていますが、どのような仕組みで葉の形を変化させているのかについてはほとんどわかっていません。私達はゲノム解析やトランスクリプトーム解析を駆使して、ロリッパアクアティカが環境にどのように応答して葉の形を変化させているかを明らかにすることを目指して研究をすすめています。
また、サイエンスコミュニケーションや理科教育、キャリア形成支援教育に関する研究や実践もおこなっています。
担当科目
春学期
フレッシャーズセミナー、生物学実験、生命科学PBL2、先端生命科学実習2、サイエンスキャリアプランニングセミナー、産業生命科学特別研究2、生命科学フィールドワーク演習、生命科学プロジェクト研究2
秋学期
環境生態学1、産業生命科学特別研究1、日常生活と生命科学、生命科学プロジェクト研究1、サイエンスキャリアプランニングセミナー、産業生命科学特別研究2、生命科学フィールドワーク演習、生命科学プロジェクト研究2
受験生へのメッセージ
自分の好きなことを勉強できる大学は楽しい所です。受験は大変だと思いますが、自分の目標に向かって頑張ってください。大学に入ったら、友達をたくさん作って、課外活動などいろんなことに挑戦してください。
分属前学生へのメッセージ
研究室での研究は、これまでの勉強とは違い、誰も答えの知らないことを自分の力で明らかにしていくことになります。研究で何か新しいことを見つけるのは、大変なことであると同時にとても楽しい作業です。一緒にがんばって身の回りにある不思議な現象を解明していきましょう。
研究室の構成、様子、特別行事など
みなさんが自分の力で楽しく研究ができる環境づくりを心がけています。国内外の研究機関との共同研究も積極的に行なっています。歓送迎会、忘年会などのイベントもあります。
連絡先:第一実験棟 2階607
E-mail: