山田 啓二

YAMADA KEIJI
法学部 教授
学位
法学士
専門分野

地方行政

研究テーマ

地方分権の今後の展開など地方自治の将来展望
これからの国土のあり方(令和臨調国土構想部会共同座長)
地方創生のあり方(元全国知事会長)

高校生に向けた研究内容の紹介

京都府知事、全国知事会長時代に安倍政権と連消し地方創生の実施に携わってきた。現在急速な少子高齢化の中で地方消滅が言われており、いかにサステナブルな地方行政を構築するかが研究テーマ。
民間の提言機関「令和臨調」においても、こうした観点から国土構想に関する提言「日本を解き放ち、組み替える~多様な生き方・働き方へのパラダイムチェンジを通じて、人口減少と自然災害を乗り切る~」を共同座長として作成し発表した。

令和臨調における記者発表の模様(左から2番目が自分)

ゼミナール/研究室のテーマ

公共政策

ゼミ/卒業研究の紹介

これからの社会を若い人が生き抜いていくためには、実際の社会がいかに変化しているか、それについてどう対応していくのかを現地・現場で体験していく必要がある。
このためゼミにおいては、市町村と連携し高齢化した住宅地や商店街の活性化などについて具体的な提言、実践活動を行っている。令和6年度は京都府の木津川市に対し地域活性化の提言を市長や住民代表に対し行っている。こうした活動を通じて公務員志望の学生には具体的なビジョンを持てるように,民間志望の学生には社会変化への対応力をつけるようにしている。

木津川市でのゼミの発表(京都新聞から)

プロフィール

兵庫県淡路島生まれ、父親の仕事で各地を転々とし中学から東京へ。大学卒業後日本のいろいろなところへ行きたくて自治省(現総務省)に入省、岐阜県、高知県、和歌山県などで勤務。他にも天草税務省長、日本観光局サンフランシスコ事務所など内外で多様な勤務を経験。自治省では主に地方自治法を担当した後、京都府に総務部長として赴任。2002年から4期16年京都府知事を務め、その間2011年から2018年まで全国知事会長を務める。2018年知事退任後、京都産業大学法学部教授に就任、2024年6月から理事長も兼務している。

高校生へのメッセージ

今、社会は急速な少子高齢化の進展やAI、IOTの発達の中で全く経験したことの無い変化を遂げようとしている。行政も企業も既存の体制では最早乗り切ることの出来ない時代を迎えつつある。時代の変化を読み取りそれに適応できるかが君たちの未来を左右する。私は皆さんが現場でその変化を体験し、これからの社会を生き抜いていける力を身につけられるよう全力を挙げたい。既存の体制が崩れるときこそ若い皆さんには大きなチャンスが生まれる。元気にブルーオーシャンに乗り出そう。